高校生活篇@その12 僕と僕らのお祭ジャック『前編』
その生命が燃え尽きるまで、ステージで舞い続ける。
文化祭の準備も着々と進み、いよいよ文化祭まで残り4日。
店の準備はまだ終わってはいないが、何とかなるだろう。
この学校の文化祭は1日目に『踊る』という試練がある。
全学年全クラスで踊りを披露しなければならない。
踊る種目は、基本的には『よさこい』か『ダンス』。
各々のクラスが振り付けや衣装、音楽を決めて練習に励むのだ。
他にも、クラス展示、ステージ発表、新聞展示などやらなければいけないことが多い。
残り4日まで順調に進んだのだが、ふとした疑問があった。
僕、踊り知らないんですが?
振り付けも曲も衣装も全て。
祭りといえば、脱ぐという方程式が組まれていたので、やはり脱ぐしかないかと考案していた。
だが、それでは問題になることは明らかだ。
それでも、何かをしなければならないのか。
酷な事だ。
次の日も、ひたすら店の作業。
作業がひと段落すると、女子が踊りの振り付けを見せてくれるという事になった。
音楽:アン○ンマン音頭
振り付け:ダサい
備考:主要キャラクターのコスプレ有り
結果:死んでも踊りたくない。
生き恥を晒すぐらいなら、脱いで逮捕されたほうがマシかもしれない。
肝心の衣装はどうなっているのだろうか。
女子は、コスプレ担当以外は浴衣。
男子は、半被にに短パン。
なんだ、この差は。
まあ、いい。
細かい事は気にしても仕方ないだろう。
半被はどうするのであろうか。
次の日。
結局振り付けはまったく覚えておらず、衣装はあやふや。
踊る位置が発表されたらしく、見てみると
御輿(みこし)係・・・KEN、他数名
御輿・・・?
そんなものあっただろうかと、教室の中を見てみる。
後ろの方木材を組み立てた怪しいモノはあるが。
まさか、あれではあるまい。
女生徒「御輿は、あれだから」
そう言って指を差した先には、
木材を組み立てた怪しすぎるアレだった。
きっと御輿を見たことが無いんだろう。
とりあえず、踊らずに済んでよかった。
ギャル共に嫌われていた甲斐があったもんだ。
肝心の半被を見せてもらった。
色は、オレンジ。
とても鮮やかだ。
裏を見てみると
せいきょうって書いてあった。
何かが音を立てて崩れた。
いよいよ明後日が本番だ。
続く