第2回「訪問理美容師の集い」開催される



挨拶する発起人代表、藤田巌氏



集いに集まったたくさんの参加者

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   “福祉理美容”“訪問理美容”という言葉をご存知だろうか。
この福祉理美容、訪問理美容とは高齢者や要介護者、要支援者のもとに出張しカットなどを行なう理美容の業態である。
この、訪問・福祉理美容について社会的認知度を高め、より浸透させていこうという集いが先日10月4日、東京・新宿の新宿マインズタワーセミナールームにおいて開催された。
「訪問理美容師の集い」と題されたこのイベントは今回で2回目を数える、第1回目の参加者は120名。今回の参加者も100名超となった。セミナールームの席はほぼ埋め尽くされたことからも、訪問・福祉理美容への注目度の高さがうかがえる。
 集いは発起人である漆畑茂男氏(訪問美容サービス パリス)の進行のもと、発起人代表の藤田巌氏(福祉美容室カットクリエイト21)の挨拶により開催された。
 開会挨拶で藤田氏は、今後激変するであろう社会と福祉理美容の重要性、それに対して現在のところ福祉理美容について、詳しく知る場が設けられていないことから、もっと福祉理美容について知ってもらうためにこの集いを開催した、という趣旨。そして「LLP 全国訪問理美容協会」を立ち上げることなどについて述べた。
 つづいて、区民介護株式会社研修センター教育権集役・印藤久美子氏の講演が始まった。講演で、印藤氏は自身の介護の経験から、福祉理美容がいかに高齢者、要介護者に望まれているか、また福祉理美容には並々ならぬ努力と高い意識が必要なことについて語った。その後、「求められる訪問理美容師とは?」と題した講演を行ない、介護保険制度について、認知症について、自宅訪問の注意点、美容師の活動と接点、研修について、など訪問理美容に関する多くの専門的な解説を熱弁し、参加者は熱心にメモを取りながら真剣な表情で印藤氏の声に耳を傾けた。
 講演後はパネルディスカッションが開催され、発起人と印藤氏がパネラーとなり、参加者が訪問理美容について、「今後訪問美容を起業しようと思っているが、何から始めたらいいかわからない」「組合に頼らず独力で訪問美容を行いたいが…」「料金設定はどうしたらいいんですか」など、疑問に思っていることやわからないことについて熱い議論が交わされた。
 その後、「LLP 全国訪問理美容協会」の立ち上げについて説明され、約2時間半にわたる「第2回 訪問理美容の集い」は閉会した。
 高齢化社会に伴い、今後ますます注目を浴びるであろう福祉・訪問理美容、興味のある方、詳しく知りたい方は、ぜひとも下記連絡先に連絡をとっていただきたい。

―訪問理美容師の集い事務局―
〒226-0013
神奈川県横浜市緑区寺山町85 プランタイム内
TEL/FAX:045-934-2217
E-mail:shigeo@parisu.com