浜節うなって

          歌     水谷 竜子

          詞 ・ 曲       一男 

夢なし東風に  流されながら

 今日も 一人また

浜節うなって   舵を取る

古い奴だと   言われながら

好きなだけ   空飛ぶ

語り相手の  うみねこ探す

     板子一枚  下は地獄と

     言われ言われて

     船乗り 稼業かよ

      あ あ あぁぁ

通り過ぎた  愛も恋も

流れる 白い 雲

浜節うなって   涙ぐむ

母の姿を  想いながら

重い網 たぐれば

甘い暮らしが  波間に浮かぶ

  蕪嶋の うみねこ 淋しくなぜ泣く

     泣いてみたとて  

  しょうがないよ

      あ あ あぁぁ

大漁節で  夜明けた浜は

昔さ 遠い夢

浜節うなれる   人もまた

浜じゃいないよ  時の流れに

勝ち目はないのに

飲んで張り合う 頑固者さ

 あ あ あぁぁ 

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