相馬さんにダイアナさんの安置されている場所を教えてもらっ
たので行くことにした。場所はNorthumptonの近く、ここからだと
40分くらいである。Spencer家の屋敷を公開しており、その名前
が、Althorp Houseである。
恵子さんも誘って行くことにした。恵子さんは以前、行きたいと
フラットメイトに話したら、そっとしておいてあげなさいと言われ
たことがあるらしい。場所に近づくと、広大な敷地の塀が見え
はじめた。塀つたいに走ると、駐車場がある。土曜日ということ
もありかなりの数だ。
門のところまでいくと、案内の看板が目にとまった。公開は、
7/1〜8/31の2か月だということを初めて知った。非常にタイミ
ングのよい訪問だった。読み進むと、前もって予約がいると書
いてある。由緒正しい、期間限定、入場制限、あれ!?
英語堪能な恵子さん出動。入場者数を確認してくれ大丈夫だ
という回答だっと。一同ほっとする。チケット9.5ポンドを購入し、
はいる。お屋敷まで15分くらいかかる。その間に、冊子を走り
読みすると、Spencer家の館として、5世紀、20代ということだ。
それにしても、広大で美しい。
建物も気品が漂う。さすが英国貴族。いままでお城はいくつか
見学したが、邸宅として使用している館は品があるように感じた。
こんなところで育てば、自然のうちに紳士・淑女になるわけだ。
屋敷になかも、絵画、本、調度品など今でも滞在しているだけ
あり、実感がわくようであった。ダイアナさんの小さい頃の写真
や肖像画もさりげなく飾られていた。屋敷を抜けると、安置され
ている、小さい湖に通じている。泉の真ん中に島がありそこに
安置されているのかな。詳しくはわからない。湖の端に、碑が
あり、ダイアナさんの言葉、Charls Spencer氏の言葉が掲げら
れていた。まだ献花がいくつもあった。英国では、ダイアナさん
を悪く言う人はいなさそうである。
パリの事故現場のトンネルも偶然通ったが、ここAlthorpに帰っ
てこれてよかったのだろうと思う。ゴシップや社会の喧燥から
は離れた場所である。そっとしておいてあげるのが、一番いい
気がする。
つづく