6月18日。すべての授業が終了した。あとは、卒論を残すのみである。
卒論には2種類あって、(1)プロジェクト、(2)デスクリサーチ。
プロジェクトは主に企業からの依頼で働く。デスクは、いわゆる卒論。
企業から大学に募集がくるのだが、グッとくるものはなかなかない。
私の希望は、IT系であること。奇跡的にプロジェクトが決まった。
ウォーリックの教授が主催のプロジェクト。
先輩には、企業に入るプロジェクトを勧められたが、
Bob(教授)の説明を聞くと、This is the project what I want !!
Bobは現在、INSEADの客員教授だ。優しいプロフェッサーだった。
英仏になり難しい部分もあるが、Virtual Supervisorも時代に合う。
コンサルも含めて、企業に行く機会も作りたいと言ってくれ、
日本の事情も、知りたがっていた。このネタを本にする予定らしい。
そのくらいホットトピックなのだ。
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A New Look at Information Strategy - Business Strategy Alignment
ITの観点からBusiness Strategyを捕らえる。Strategyという分野は、
Porterが80年代に作ったが、時代に沿って 、Knowledge Manegement、
Alliance、Network Organisation、Learning Organisation なども重要と
なっている。しかし、これらBusiness Strategyも個別で研究されている。
IT系との融合からすると、BPR、ERPがビジネスに適用されているが、
現状のIT系のBusiness Strategyとしての研究としては、Porterの域を
できていない。(Competitive Advantage、5 forces etc)、E-Commerce
も、Business Strategyという観点では十分に捕らえいない。
今回のプロジェクトは、(1)個々のBusiness Strategyを整理し、
(2) それらをITの側面で融合、 (3)最後に、Specificな産業、分野、国など
テーマを絞りPracticalに研究する。
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法人営業の仕事なりが、受け身的だったと思う。
ネットワーク更改、コスト削減、新商品のPRが主だった。しかも交渉は、
お客のNW部門なり、総務部なり。ネットワークのコンサルなるものを、
経営戦略という観点から捕らえて、もっとうまい方法がないか考えたいと
思っていた。
MBAで糸口は掴んだ気がするが、何から手をつけるのか曖昧だった。
このプロジェクトから学ぶものが多いと思う。
つづく
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