現在は、99.4.5である。暫くぶりに筆をとることにした。2か月以上あけて
しまって、読者の皆さん、とくに編集長申し訳ない。
復帰第一弾は、FootBall観戦記。
私が住んでいるCoventryには、プレミアリーグのチームがある。昨年、中田
も移籍のうわさがあったCoventry Cityというチームである。日頃から観戦
したいと思っていたら、シティセンタにCoventry Cityチームのショップが新設
された。興味本位に中を覗くと、チケット販売も行っていた。とりあえず確認
すると、その週の土曜日(2.20)に、マンチェスターユナイテッドとの試合が組
まれていた。
マンチェスターユナイテッドは、一番人気があるチームで、もっか首位。UEFA
カップも準決勝にコマを進めている。何よりベッカムがいる。彼の右足は、
世界トップレベルだ。昨年メディア王マードック氏が買収したときは、大きな
波紋があった。巨人がそよの国の人に買収されるようなもんだ。マードック氏は
中田獲得で20億以上のオファーを出している。
我がCoventry Cityは、20チーム中15位の弱小チーム。エースが引き抜かれ
、苦しいシーズンだ。スポンサーはスバルとスズキ。ユニフォームはお世辞
にもカッコいいとは言えない。
席が残っているのを確認したら、いてもたってもいられず2枚買った。1枚は、
17ポンド。しかし、2か月後の人気薄ゲームとの抱き合わせ商法だ。うまい
売り方だ。よって4枚購入することとなった。
さっそく、韓国人スティーブを誘い、土曜日に一緒に行くことにした。スタジアム
は古い、小さい。我々の席は左コーナー隅であった。我々の左の席の人達は、
試合前から立って腕組みをしていた。やはり英国のファンが熱心なんだなあ
と思っていた。でも、それ以上に、彼らは熱い。
我々の頭の上を越えて、罵声、応援合戦が行き交う。そう、我々の席は、
マンチェスターユナイテッドのサポータのすぐ隣であった。警備員が重点配置
されていた場所であった。まあ、実力差もあるし、優勝を争っているわけでも
ないので、大事はなかったが、サポータ同士、警備員とのいざこざはあった。
マンチェスターのサポータがたまたまコベントリの席にいた。彼は、構わず
マンチェスターを応戦をする。コベントリのサポータと一発触発。いつ殴り合い
になってもおかしくない。警備員が、一人ずつ、マンチェスターの席へ連れ出し
ていたが、加熱したら、大乱闘もありえると思った。
ゲームのほうはというと、コベントリはよく健闘したが、後半に1点入れられ、
負けてしまった。
「シティ、シティ、オールウエイズ、ルージング」という歌が頭に残った。
「ビッキ、ビッキ、赤蛙...」とレッドビッキーズを思い出してしまった。
がんばれ、シティ!!
つづく