今日は、1月12日、春学期が始まった。また忙しくなる。春学期
は、授業毎くらいにグループ編成が違う。多様な人々、スケジュール
が異なる中での、マネージメント能力を試すのであろう。
美璃は順調に育っている。二重なので安心した。あまり、親ばかに
ならないように気をつけよう。
今回は、英国での出産、検査などについて、まとめておこう。
◆検査
我々は、NHS(国民健康保険制度)を使用したので無料だった。
1.GP(ファミリドクタ)を登録する。
2.GPから、Midwifeを紹介してもらう。
3.Midwifeから、マタニティ病院を紹介してもらう。
検査の頻度は同じくらいなのだが、驚いたことが2つある。
・SCANテストは1度きり。健康なら心配ないそうだ。このために、
性別は、産まれるまでわからなかった。
・マタニティ病院で、予定日の直前に検査をしない。
「3週間後にきなさい」と言われた。「予定日を過ぎてますよ?」
「遅れたら来なさい。それまでは、Midwifeのところに行きなさい」
Midwifeの能力が高いのも肯ける。
◆出産
我々は、NHS(国民健康保険制度)を使用したので無料だった。
1.陣痛が5分間隔になったら、24時間受付に電話する。
(日本では10分間隔らしい)
2.車で病院へ。
3.検査室へ(出産が開始しているか検査)
4.出産室へ
5.出産後は、3日間の入院、子供はお母さんとずっと一緒。
(日本では、1週間らしい)
驚いたことは、沢山あった。
・Midwifeが男性だった。名前は、David Smith。
・Doctorは立ち会わず、Midwifeが一人で作業する。
・Doctorが蝶ネクタイで、挨拶にきた。
・私は、私服でずっと付き添っていた。
・クリスマスだったので、他のお母さんは1日で退院していった。
・私にも、食事を出してくれた。
・食事は、病院食ではなかった。看護婦も同じものを食べていた。
◆検診
3日で帰宅するが、Midwife、Health Visitor、Doctorが家に来て
くれるので安心である。
1.Midwifeは、帰宅後、10日間来てくれる。我々の場合は、黄疸
を心配して、3週間ほどきてくれた。名前は、Cathy。
2.10日以降は、Health Visitor(保健婦)が来て、子育てについて
のアドバイスをしてくれる。育児帳のようなものがあり、2,3歳
までに、必要なことがまとめてある。名前は、Pearl。
3.GP登録したら、GPが家に挨拶に来てくれた。6週間後の検診
の案内をしてくれた。
◆登録
1.6週間以内に、もよりのRegisterOfficeへ登録しにいく。
−名前が決まっていれば、何も必要はない。
−簡易証明書、GP登録書、育児用品引き換え券をもらえる。
−日本領事館への登録用に、Full certificationが2通必要(有料)
−申請すれば、週に11ポンドもらえるようだ。
2.3か月以内に、日本領事館へ登録する。(郵送可、書留め)
−事前に、返信封筒を同封して、書類を依頼しておく。
−出生証明(2通)、登録書(Full certificationの和訳)(2通)、
Full certification(2通)、病院の住所がわかるもの、
両親のパスポートのコピー。
3.登録後、日本の戸籍に入るのを確認する。
−1、2か月かかる。
−自分で日本に確認する。
4.子供のパスポートを申請。
−戸籍謄本(抄本)、写真
国籍については、
「83年以降は、両親のどちらかがイギリス国籍または、定住者なら、
イギリス国籍を取得できる。22歳で国籍を選択する」
申請すれば、とれたのかもしれない。詳細はわからない。だが、早く、
子供のパスポートをとりたかったので、英国籍は諦めてしまった。
つづく
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