昭和アラカルト 青い山脈

昭和は遠くなりましたが、映画の世界では数々の名画を残してきました。
青い山脈も、その一つです。

 明るく新しい時代の到来

石坂洋二郎原作。戦前の封建的な考えが根強く残る地方都市を舞台に、女学校の新任教師が古い考えに立ち向かうという話です。たわいのない青春小説といってしまえばそれまでですが、人々の心に何か大切なものを伝えた小説だと思います。それを一言でいえば「希望にあふれた新たな時代」ということかも知れません。私自身も中学生の時にこの小説を読み、感ずるところが多々ありました。

青い山脈は、これまで何度も映画化されました。その主題歌と最初の上映作品は、間違いなく昭和を代表する作品の一つだと思います。主な登場人物と俳優は下表のとおりです。何となくわかるような気がしますが、今、映画化する場合は、どのような人が選ばれるでしょうか。

私の独断と偏見で選ぶとすれば、島崎雪子は仲間由紀恵、沼田玉雄は上川隆也、寺沢新子は宮崎あおい、金谷六助は…。何となく大河ドラマの見すぎでしょうか。


登場人物 島崎雪子 沼田玉雄 寺沢新子 金谷六助
1949年上映 原節子 龍崎一郎 杉葉子 池辺良
1957年上映 司葉子 宝田明 雪村いずみ 久保明
1963年上映 芦川いづみ 二谷英明 吉永小百合 浜田光夫
1975年上映 中野良子 村野武範 片平なぎさ 三浦友和
1988年上映 柏原芳恵 舘ひろし 工藤夕貴 野々村真

この小説に限らず、中学生や高校生の時に読んだ小説を読み返してみたいと考えています。当時は文庫本といえば新潮文庫と岩波文庫しかありませんでした。今は様々な文庫があり、数え切れないほどの小説が書店に並んでいますが、私が子供の頃に読んだ作品の中には絶版になったものも数多くあるようです。石坂洋二郎の作品も、当時はたくさんありましたが、今では書店で見つけることができるのは青い山脈ぐらいです。


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