ウ ナ ギ


夏バテ防止の ウナキ
 日本人のウナギ好みは、江戸時代に蒲焼きが一般化されてからである。
 ウナギは不思議な魚で、海の中にも、山の中の池にも、ウナギは皮膚呼吸できるため、水がなくても、湿った地方ならかなり移動できます。
 この魚は夜行性で、暗くなると動き回り、昼は石垣の隙間泥の中に体を埋めて眠っている。
 日本産ウナギの産卵場は、フィリピンの東方深海で、卵がふ化すると柳の葉に似た偏平で、半透明のレプトセファルスと呼ばれ、黒潮にのって日本近海に出現する。
 5〜7cm位になると変態してシラスウナギになり、早春に河川に遡る。
 成熟するまで6〜12年淡水で過し、成魚は秋に海へ戻り産卵して一生を終える。
 魚市場に出回るウナギの大半は、シラスウナギを養殖したもので、中国、台湾、韓国、ヨーロッパから輸入している。
 日本産ウナギには、ウナギ、オオウナギの2種があり、ウナギは成長して80cm、オオウナギは2mになるが、食用としない。
 ウナギは夏やせによく丑の日に食べる風習がある。