冬海岸へ漂着する サケガシラ | |
北海道の太平洋岸、佐渡以南の日本海岸から南アメリカに分布する。 体は幅の広い帯のようで、細長くて左右に平たく、後方に向かうにつれて細くなっている。 小さい上向きの尾鰭がついていたり、無かったりし、背鰭は高く背陵に連続している。糸状の腹鰭もあったり無かったりするが、胸鰭は小さくてもいつもついている。 鱗はないが、イボ状の突起が体表に散らばっている。また、腹側縁に小さな棘が発達している。 体色は一様に銀白色、背鰭は淡紅色で、大きな物は2mになる。 水深200m以浅の中層に頭部を上にした斜位の姿勢で漂泳している。 夏は定置網や刺網にもかかることがあるが、冬の大荒れの後に海岸へ漂着することもある。 肉は白身で軟らかく不味である。 |
|