眼が大きい中等魚 メダイ | |
眼が大きいので「メダイ」という。 体はやや長く扁平で尾鰭は深く二叉になっている。吻の前端は丸味を帯び頭は小さい。 体色は背部が灰青色で腹部は白色であるが、幼魚は全体が黒っぽく、体側に黄色味を帯びた波状の縞があり、50cm以上の成魚では全体に赤味を帯び茶褐色の体色に変化する。 全長は80cmで、体重は8〜9kgに達する。 日本海各地の沖合いの水深100m以上に生息し、特に本州中部以北の太平洋沖合に多い。 体長30cm以下の若魚や稚魚は、春から夏にかけて流れ藻について南から北へ移動する。 30cm以上になると高温を避けて、流れ藻からも離れて中層、下層へ移行する。 延べ縄や定置網などで漁獲されるが、初夏から晩秋にかけての沖合いの船釣りでかなり釣られる。 肉は白いが脂気が多く、中々美味であり、刺身、照り焼き、煮付けなどのほか、吸い物の種としても美味い。 関西では大阪寿司の白身魚として広く使われている。 冬が旬である。 |
|