マガレイ


カレイ類の代表種 マガレイ
 カレイ科に属するカレイは種類が多いが、佐渡で馴染の深いカレイは、マガレイ、マコガレイ、ムシガレイ、メイタガレイなどである。
 マガレイは県内ではクチボソといい、体は長卵形で平たく、マゴカレイより薄く、両眼の間隔が狭くてその間に鱗がない。
 側線は胸鰭の上のところが半月のように曲がっている。吻端は尖り口は小さく、尾鰭の後縁は丸い。
 有眼側は青みがかった淡褐色、有眼側は白色で、後半に沿って背鰭と尻鰭の付け根に、1本の幅広い淡黄色の帯が走っている。
 全長はメスで40cm、オスで20cm余りになる。
 瀬戸内海、山陰地方以北に分布し、150m以浅の砂泥底又は岩礁地域に生息する。
 産卵期は3〜4月頃に浅瀬で産卵する。
 貝類、エビ、カニ類の底生動物を捕食する。
 底引網、底刺網で3〜6月又は秋に漁獲される。
 身は白く味は淡白で、刺身、煮付け、焼魚にすると美味しい。