キジハタ


暗灰色の斑紋がある キジハタ
 上越でナミアラ、佐渡でカケバカマと呼び、沿岸の岩場に住み、本州、四国、九州、朝鮮、中国に分布する。
 体は長楕円形で両眼の間は平らになっている。
 尾鰭の縁は丸く突出する。体色は全体が紫褐色で、目径大の橙色円点が沢山散らばって美しい。
 しかし、ホルマリンで漬けて保存すると、体色が消えてしまう。
 背鰭の第11番の棘下に暗灰色の斑紋がある。
 形や色合いがメバル類に似ているが、背鰭の棘が11本で2本少ないことで区別される。
 成魚は昼間余り動かずじっとしているが、主として夜間餌を探して動き、産卵期は7〜9月頃である。
 体長は30cmで、定置網、刺網、釣りなどで獲り、雌から雄へ性転換する。
 美味い魚で焼魚、煮魚、刺身にし、特に関西の人に喜ばれている。
キジハタ