フサギンポ


奇妙な顔つきの魚 フサギンポ
 佐渡ではオキナンダラと呼び、北方系の魚です。
 体は細長く側扁し、この仲間は色々な姿形をしたものがおりますが、フサギンポは特別変わった姿をしています。
 厚い唇と丸く大きなギョロ目、顔中に先の広がったフサをつけた姿は、魚というより変わった動物を想わせます。
 この魚は冷たい海に生息する底生魚で、佐渡では生息が少なく、北海道に多く見られます。
 夏場にはほとんど見られませんが、水温の低い4月〜6月にかけて磯で刺網に獲られます。
 産卵期は11月〜12月、径が2mmの卵を1万粒ほどの塊として産みます。
 フサギンポはまれに釣られることもあります。
 全長は50cmに成長する。
 ほとんど食用にしませんが、煮て食べると味の方は淡白なるも、表皮のブヨブヨした感じがあり、美味しいとはいえません。
フサギンポ