暖海性の島付き魚 ヒラマサ | |
ヒラマサはブリと兄弟同士の間柄で、体形も大きさもよく似ており、漢字では「平政」と書き、呼び名も西日本ではヒラス、山陰ではヒラソという。 全国的にブリほど沢山獲れない。 ヒラマサは体が平たく、ブリよりややほっそりとし、外形的に上顎後骨の後縁がブリは角張っているが、ヒラマサは丸っぽい。 体側の側線に沿って彩る1本の鮮やかな黄線の縦帯が走っており、背部は青でブリよりやや明るく、色の配分でも洒落ている。 分布範囲もブリは北海道以南なるも、ヒラマサはブリより高温を好み、適水温は22度内外で、南太平洋の暖かい海域に多く、島付きの習性が強く、餌に群れ磯釣りでコマセをまくと誘導効果があるといわれる。 ブリのように稚魚は流れ藻につかず成長し、ブリより大型になる。 表層近くで群れて生活するのがブリで、ヒラマサは中層での生活魚である。 県内での漁獲数は少なく、鮨種、刺身にする。 ブリは冬、ヒラマサは夏が美味で、ブリに比べて血合肉が少ない。 |
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