海藻と擬態のハナオコゼ | |
全世界の温帯域に広く分布する魚で、流れ藻について運ばれ、世界の海を漂っている。県内でも時に発見される。 体は両側から押しつぶされたような形で、体高は高く、無数の小棘と分枝した皮弁におおわれている。エラ穴は小さく、胸鰭は下方にある。後方の第2背鰭は大きく、前の第1背鰭は口先の上にある。ビラビラした皮膚のついた棘1本と、頭の上にある2本とからできている。腹鰭は手のように突き出している。 体色は黄色で模様の個体変異が著しく、黒褐色の斑紋が散らばっていて、大きさは15cm程に成長する。 南方の海で1年中産卵しているが、南日本では5〜8月頃産卵する。 海藻と区別のつかない体色をしていて、近寄った小魚を素早く飲み込んでいる。食用的価値はない。 |
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