エビスダイ


硬い鱗で赤色の エビスダイ
 別名をグソクダイ、ヨロイダイともいう。
 暖海系の魚で日本海の浅海から朝鮮半島、マダカスカル、ハワイに広く分布する。
 体は卵形に近く、体高が高いが厚みがある。
 タイ類との違いは、全体が棘っぽくて大きく、硬い鱗で覆われているので、鎧を着たように硬いことがある。
 えらぶたの上の方に1本の大きな棘があること、目の下の骨にノコギリの歯のようなギザギザの縁があるのが、この魚の特徴となっている。
 背鰭の棘部と軟条部の境はきわめて深く、2基の背鰭に見える。 目と口は大きい。
 体色は全体が赤色で美味しく、体長45cmになる。
 南の海の沿岸100mのところに生息し、県内でもまれに漁獲される。
 肉は白身で味が良く、煮るか焼魚にして、一度鱗を除いてから調理すると良い。