| ノドグロと呼ぶ高級魚 アカムツ | |
| アカムツはムツとは別種で、名のとおり背部は赤色なるも、腹部は銀白色をたたえ光っている。 マダイを細くしたようで、体はやや高く側扁し、頭、眼、口、鱗が大きい。 両顎の前方に犬歯があり、口の中は黒いのでノドグロと呼んでいる。 背鰭の棘の部分の縁と、尾鰭の縁は黒く、体長は４０cmに達する。 関東、新潟以南の東シナ海に分布し、太平洋側より日本海側の方に多獲される。やや深みの大陸棚に棲み、底引網で漁獲される。 産卵期は７〜１０月頃である。 晩秋から春先にかけて旬であり、白身の魚で比較的高級魚扱いされ、品のある脂ののり、甘さを含む味の良い魚です。 刺身、切り身の塩焼きが良く、ぶつ切りでから揚げ、また椀だね、煮付けにして美味い。 新潟や金沢あたりでは、地物の高級魚として名高く、正月魚に欠かせない魚である。 |
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