| 過去のちょいから (`▽´) ショート日記 |
| <2014秋> |
| 2014 秋 「私立高校の塾説に思うこと」 長年,ずっと思っていたことを,やっと書いてみようと思う。 ただ,あまり具体的には書けないかもしれない。 なぜかというと,塾説(塾向けに実施される説明会)では, 特別に塾だけに伝えられる“一般に公開されない情報”があり, そこには“裏事情的な要素”が含まれるからだ。 また,この塾説に対して私の抱く思いは大変独特であると自覚しているので, この思いを述べれば, 私立高校の先生方だけでなく,他塾の先生も たいそう不愉快な思いをされるであろうと推測する。 それだけに,ずっと口にすることができなかったが,いつまでも心の中でわだかまっているのもなんなので,ここらへんでこぼしてみようと思う。 自分の思いが正しいと言いたいのではなく, 単に私が素直に思っていることや疑問に思っていることを述べる,というだけの話なのだが, それでも,反感を買うと思う。 「ひとつの捉え方」として読んでいただきたい。 以下,かなり毒舌な部分あり。
各私立高校は,塾を対象とした説明会を開催する。 一般の受験生や保護者を対象とする説明会とは別のものだ。 参加者は,基本的には各塾の塾長。 塾説の季節には,塾長たちはほぼ毎日,あちこちの私立高校の塾説に足を運ぶ状態となる。 しかし,私は,どこの私立高校の塾説へ行っても,いつも「結局よくわからなかった」という思いで帰ってくる。 それは,私の知りたいツボと,高校が与えてくれる情報とが,一致していないからだと思う。 いや,私のツボと一致していないのは,高校だけでなく他の塾長らとでもある。 私は,他の塾長らとも,知りたいツボが一致していない。 あまり具体的に書いたらアレなのだが, 塾説では,一般には公表されない「ひみつの数字」を教えてもらえたりもする。 それが,その数字がこまかくてこまかくて。 数字は重要な情報で,それがないと目安がないから,ありがたいっちゃありがたいが, 目安を通り越して,数字がすべてみたいな,機械的というか,なんというか。 なんだか,「塾にだけこっそり教えてくれる」という付加価値があるせいで,それだけで「塾対象説明会」の体(てい)を成しているように見え,実際に満足している塾長もいらっしゃるけれども, ていうか,むしろそれを聞けるのがいちばんの目的になってはる塾長もいらっしゃるけれども, なんか違うんだよな〜。 数字の部分以外での話は,パンフレット見るのとあまり変わらない話で,「参加したなりの得られた感」ていうのがイマイチないのよな〜。。。 それらしい話があっても,上っ面的な話だったり。 私は,なんていうか,いちばん知りたい「どんな高校か」というのがちっとも知れないまま帰るみたいな。。。 ていうか,そもそも,なぜ,「塾にだけ教えてもらえる秘密の情報」が存在するのか,それさえも疑問に思う。 そして,多くの私立高校は,基準に達していない生徒でも,塾生であればその塾の塾長の言葉添えでほにゃららしてくれる,という塾の特権もあるが,これも私はすごく疑問に思っている。←書いたらあかんかったかもしれへんけれど,ちょっと言葉をにごしてみたのと,具体的な高校名を書いていないから,セーフかな。 そんな,数値とか,データとか,カリキュラムの説明とか, 外観的な情報ばっかりは,ぜんぜん美味しくない。 確かに,説明する先生方が個性的であったり,現役生(在校生)による舞台発表があったりする塾説は,ちょっとはおもしろい。 でも,塾説用に作られた感があって,もう少し生々しいものを見せてくれないと伝わってこないなあと思う。 その点,学校見学(施設見学のみではなく,授業参観を含んだもの)が付いている塾説は,とてもいいなあと思う。 私が知りたいのは,「その学校の魅力が何なのか」であり,それは,他の塾長らも同じだろう。 しかし,その魅力を見出すところは,果たしてどこだろう? ひたすら数値に魅力を見出している塾長らがいる。 そういう塾長らがデータ分析に意欲を燃やして「あの高校はいい」「あの高校はあかん」とか言いながら,「◯◯率がどうのこうの」と滔々(とうとう)と語ってくるのは,うんざりする。 数値も魅力を示すもののひとつではあると思うが,数値に現れないその学校の魅力というものもある。 また,カリキュラム自体もその学校の魅力といえるかもしれないが,カリキュラム自体が立派でも,では,そのカリキュラムで実際にどんな成果が出たのか,が肝心だろう。 どんな先生が,どんな指導で,どんな生徒をどんな風に成長させたのか。 要は,本当の魅力は,現場にあると思う。 優等生の舞台発表も,そこそこ,その学校の魅力が伝わってくるけれども,それだけでは,外面(そとづら)だけを見ている気もして,本当の中身を見た気になれなくて,その舞台発表も,魅力的なものであるはずが,もひとつ魅力的に感じられない。どこか「一部の子やろ,みんなこんな風になれるんかい」ていう,冷めた気にさせられる。 いや,「こんな子を育てようという高校の方向性」というメッセージも感じてはいますよ。 だから,普通の子も見せてくれたらいいのに,と思う。 別に,舞台に出せというわけではなく,そういう生徒の,何かしらのエピソードの紹介とか。あと,ついてこれなくなった子のフォローとかも紹介してほしい。 あと,その高校の現場の先生方も見せてほしい。 そう,なんだかんだ言っても,実際に指導を受けるのは“現場の先生”からなのだから,先生は大事だと思う。人気講師の紹介でもいいし,現場の先生に,現場での日々の取り組みを語ってもらうのもいいと思う。 この高校には,「こんな先生がいる」,「こんな指導で成功した先生がいる」「こういうことを実践している先生がいる」とうのが伝わってくる塾説は,あまりない。 いや,なんかね,どことは言わないけれども,ある高校はね,ある先生が熱血系な感じで,話もお上手で,魅力的に見えるんだけれども,それゆえその高校の塾説はその先生のひとり舞台になってしまっていて,かえって高校のことが見えてこないような。。。 確かに「具体的な現場のお話」もたくさん盛り込まれていて聞き応えがあり,いい内容に思えるんだけれども,それなのに「どんな高校か」というのがいまいちわからないのはなぜだろう。「この先生の人柄一点」というのが原因かなあ。 いや,熱血な感じで終わるといいんだけれど,その先生さえも,「基準に達しない生徒も塾生ならほにゃらら」て言うから,あれぇ? と思って一気に冷めてしまうのよ。 商売臭いと,熱血な感じも演技ぽく見えて白けてしまって。。。 逆にコワイというか,質(たち)が悪いと思うのです。 そう。もうひとつ気になるのは,多くの私立高校の先生方が,塾の先生方に対して必要以上に腰が低いこと。確かに,経営という背景が実際にはあるから,私の言うことは所詮キレイ事で現実的ではないのかもしれないけれど。 それでも,あからさますぎて違和感を感じるほど,塾長に対して必要以上に媚(こ)びたり,至れり尽くせりしてくれる私立高校が結構ある。お金のかけ方がおかしいと感じる。 「貴校は,いつもいいもんくれるから,お礼にうちの塾生達に貴校の受験を勧めよう」 なんて思う塾長がどこにいるのか。 いるから,こういうのがずっと続いているのでしょう。 私立高校の先生と塾長が裏でつながっていたりもするし。 そういう事情が交錯する塾説,なんか違うと思うのです。。。 高価なおみやげ等を差し出しながら「貴塾の塾生にぜひうちの高校をすすめてください,お願いします」と言うのではなく, 高校の現場の魅力を存分に伝えて,「だから貴塾の塾生にぜひうちの高校をすすめてください」と純粋に言う塾説であってほしいものです。 少子化と不景気の今,所詮ただのキレイ事なのかもしれないけれど,こういう時こそ,教育に携わる者として見失ってはいけない道理もあると思うのです。 |
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