塩山の2つ前の駅から急に雨が降り始めました。
甲府駅前は”雨難民”がそこかしこの軒下で途方にくれていました。

 辿り着いた小瀬で私が目にした物は、”何故ここに雪?”と、
"エスパサポの長蛇の列"でした。

 時間は午後4時45分。早く来すぎました。開場して15分しか経っていないんで”待ち”をしていた正統派サポも
入りきってないのでした。甲府駅前吉野家横の100均で(何故か200円で)買ったビニル傘をさして並びましたよ。
 開場30分後着がベストとメモしておきます。

 先月レッズ戦記で述べた夏の雨天観戦考察に早速則り、ポンチョは使わずスタ内では濡れるに任せる覚悟をして、
ヴァンフォーレパーク内を散策。スタジアムグルメって、エネルギー高そうなのばっかなんで、被食事制限者には目の毒なんですわ。
 前回の”麦とろ”が如何に偉大な企画だったのかが、改めて思い知らされました。

 カレーやら、モツ煮やらに後ろ髪を引かれる思いで席に戻ったら、なんか小降りになってきまして、
ヴァン君ショーの直前に止んでくれました。 デジカメ保護の為今日は一切撮影しないつもりでしたが、

ヴァン君ショー3連発
ヴァン君体操だそうな。
電池交換していたため、
前半は切れてしまっています。
先月同様、エスパサポが陣取る   
アウェイゴール裏にやってきた
ヴァン君
アップ前のご挨拶


さて、試合開始。
 お約束通り、向こうへ攻めるエスパ、こっちに攻める甲府。
甲府はシンプルにDFの裏を突く戦術。戦力的にとても合理的だと感じました。一人(主にマイク)落として、
もう一人が撃つ。それなりに巧く行きそうにはなりかけてました。でも、観てて冷や汗がでる場面は無かったかな。

 エスパの攻めは手数掛けすぎに思えてきた29分。
まだ遠いのに撃っちゃいました。綺麗な弾道を描いて(ゴール真裏よりバックスタンド寄りに陣取っていた
私はベストポジションだったかも)ネットを揺らしました!
 まさかあそこから撃つとは思わなかった私らはコンマ数秒してから大喜びだ!!

 小野だそうな。飲めや歌えや笑えや踊れや歓喜のドドンヘイだ!!
 
こっちのインターセプトが甲府にとっての絶妙なスルーパスになってしまい、抜け出したパウリーニョ
に落ち着いて(碓井もかわし、ゴールにカバーに入った岩下がコケルのも確認して)決められちゃいました。
パウリーニョに亘った時点で絶望的な状況でしたんで、これは仕方ないかな。(私のgoal 1等が消えたのだが
 きっかけも、こちらの積極的なプレーが運悪く相手の丁度良い所に転がっちゃっただけなのだからね。

 同点でHTかと思われたロスタイム。
中央、小野→上がっていた右の辻尾センタリング→ファーにまで零れてきたのを元紀がダイレクトシュート!
地を這うような軌跡を描いてネットを揺らしました!
 飲めや歌えや笑えや踊れや歓喜のドドンヘイだ!!
 今度は出遅れなかったぞ。

 ハムの詰め合わせが10番違いで外れた良い感じで後半を迎えられる予感がするHTを挟み、
いよいよ目の前のゴールネットをエスパに揺らして欲しい後半です。
双方1人づつ選手を入れ替えた布陣です。エスパは岩下→平岡。どうやら怪我のようなので心配です。

 近くまで折角運んできても、何故横や後へのパスばかりなんでしょう?
 受け手と意図が合わなかったり、相手に読まれたり、向きや強さが少しずれたりするリスクがあるんですよ、常に。
そのリスクを上回る効果が望めるパスは大歓迎だし、いやサッカーの最大の醍醐味かもしれませんが、
”とりあえずパス”を5本も10本のしていりゃ、その内カットされますわ、そりゃ。
 点が取れそうだったのは、ファーの高原に球が零れてきて、ダイレクトボレーで終わったやつだけだったかな。
このシーンも良い感じで左を抉って来れたんですよね。そこで一気に勝負すればチャンスが広がったはずなのに、一度戻したんですよね、(その後巧い具合に高原の所へ行った)。

 10分過ぎあたりからは、もう向こうに行きっぱなし…

「おーい、戻って来いよぉ」(ひよこ心の叫び)

も届かず、防戦一方ざんしたな。甲府の選手達の方が良く動いて見えたのは気のせいとは思えない。
中二日で体力的に不利なのは、一体どっちのチームなんだい?

 残り30分の時点で小野→杉山浩太
 柏から戻ってきてからも怪我がちで久々の登場オメ!

 主に碓井の活躍(激近距離からのシュートを弾き出したのもあったな)で、何とか1点のリードを守っているが、
気が気では有りませんでした。
goalでエスパの3得点勝ちしか買ってない私が、
「3点目は良いからリードしている今のうちに終了してぇ!」
 と心で叫ぶほど。
 
 最後のカードも辻尾が負傷したのに対応するエダムー投入に当てざるをえませんでした。

 何とか逃げ切ることが出来ました。
諸手を挙げては喜べませんが、とりあえず今は(残留が見込める勝点40になるまでは)白星を挙げたこと
に意義があるとしておきましょう。


 本来なら3月20日に行われるはずだったこの試合(実際3月20日の刻印チケットで観戦しました)、
市川が直っていて、先月のナビスコ同様、テル・イチの元気な姿を見られたのも収穫といってよいでしょう。
 先月のナビスコほどではありませんでしたが、去年の"7"や"25"をユニを着用している方も見受けられました。

 小瀬はでかいペットボトルもOKのようなので、次回は1.5gのを持って来よう。(当観戦記はひよこの備忘録も兼ねています。吉野家の横が100均とかも) 勝ちロコを踊って、帰路に着きながら、こんなことも考えていました。

 なお、傘を持ち歩く習性が全く無い私が電車内に傘を忘れたことは言うまでもない。


                   ←他所から来た人はこっち
J1 第3節
2011年7月9日(土)18:33 KICK OFF @山梨中銀スタジアム
ヴァンフォーレ甲府11-22清水エスパルス
0-0

[42分]パウリーニョ


[HT]内田智也 → 片桐淳至
[53分]吉田豊


[70分]石原克哉 → 柏好文

[84分]阿部吉朗 → 永里源気

主審:井上知大
天候:くもり
25.8℃
12,114人
小野伸二[29分]

大前元紀[45+1分]
平岡康裕 ← 岩下敬輔[HT]

杉山浩太 ← 小野伸二[60分]
村松大輔[68分]

枝村匠馬 ← 辻尾真二[73分]
本日のひよこ視線


先月のナビスコ戦といい、山梨さんはどうしてもひよこに富士山を見せたくないらしい。