またまた来ました。味の素スタジアム。
30分で着いちゃうありがたい競技場です。  
   
                
本日のひよこ視点
             ちょっちバックスタンド寄りの、前から3列に陣取りました。
 もっと後ろの方が角度がついて観やすいのですが、試合後の選手勝ロコをヨウツベに揚げる使命勝手に負っている私は、自己犠牲にも燃えました。嗚呼、こんな美しい使命感が無駄になるたぁ、毛の先ほども考え手は居ませんでしたよ…                                                                         
ナビスコ杯なんで、ゴール裏の看板が少ないというか、一つしかありません。
(にしても、絶望的ですな私の写真技は…。どうしてこんなに傾いて撮るかな…)

  第一戦@日本平での、2-2引き分けを踏まえた上での第2戦。ロースコアでの引き分けでは
勝ち上がれませんので、兎に角勝利をシンプルに狙う判り易い試合です。

エスパスタメン スタメン
 エース岡崎を海外出張、闘将岩下を出停、原を怪我で欠く苦しい布陣ですが、
東京だって、今野、長友を海外出張で欠いているわけで、言訳にはなりません。


 お約束通り、前半はエスパが向こうに攻めます。

 東京の攻めは、中から持ち込んで行き詰ったら(中を固められるようことは、言い換えれば横が空く))サイドに開くパターンが結構有用でした。
 右のはずの石川は、左に行ったり中に行ったりする王様ポジションで、捉まえるのがなかなか難しい。
 で、運命の前半16分です。

 2点取らなくてはならなくなったエスパ。
 焦りからか、パスが繋がらないし、ヨンセンにも納まらないみたいです。

 さぁ、目の前のゴールネットを最低2回は揺らさなくてはならない後半です。
 
 最も驚いたのは、
 ゴール前に揚がった球に、ヨンセンが全く触れない ということ。僅か1週間前の対川崎戦では、ほぼ100%
競り勝てていたのに…。
 彼の疲れもあるだろうけど(いや、走れてはいたよな。)、複数人でいつも囲まれて、思うように跳ばせてもらえなかったのが、最大の原因でしょう。

 さらに不幸にも、後半10分位に青山が負傷。代わりに平岡を投入せざるを得ませんでした。
これは痛かった。残るカードが1枚だけなので、ベンチに居る長沢・大前の片方は確実に使えないということです。
 逆転しなくてはならないこの試合において、もったいないったらありゃしない!

 余裕が出てきた東京は人数かけて守ってくるので、PAにまでなかなか運べません。従って、シュートも少なくて得点の匂いがしません。 枝村の惜しいのが2本あった位かな。

 残り20分で最後のカードを使いました。
伊東に代えて長沢投入。
で、こんな感じに。
             
 対し東京はディフェンシブな選手は投入。守りを厚くして、逃げ切り態勢に…
…最後まで崩せませんでした。
 寧ろ、機を捉えて繰り出す人数かけないカウンターは鋭くて、追加点を取られる恐れの方が強かったですね。

 何故、エスパは実力を発揮できなかったのか?
いろいろ要因は考えられますが、端的に分かり易く言うならば、
”ボール保持者への付き方が、彼我で違っていた”
東京は、体を寄せて、あわよくば球奪取を狙う付き方。
エスパは、2m空けて遅らせる、乃至コースを切る付き方。
これが要因の少なくとも一つだと私は診ています。
 前者の場合、相手・位置・状況に依っては、危機を招くことも確かにあります。
例えば、昔柏に居たエジウソンにこれをやると、預けた体を支点にして、回転して突破され、後には取り残されたマーカーの悲しい後姿が泣いているのみ。なんてのが多々ありましたよね。
だけど一般的には、これをやられた方が相手は嫌です。
事実、エスパ選手は、マークがうざいので、出すパスは正確さを欠き、あるいは(マーカーは近くに居るので)、インターセプトもされてしまっていたのでは。

 対し、東京選手は、エスパのマークが少しでも離れすぎたら、自由に展開できる。失点シーンは典型です。

 勝つしかない試合なんだから、エスパの方が果敢に行かなきゃいけなかったんじゃないのかな。

結局このまま逃げ切られ、決勝進出はFC東京に決まりました。

 完敗でした。
エスパのナビスコはここで終わってしまい、昨年のリベンジは来年に持越しです。

 勝つものとばかり考えていたので、茫然自失にしばらく陥りました。



 私らも悔しいが、実際に戦った選手達の方が、より悔しいですよね。滲み出ています。

 大切なのは、この悔しさをばねにして生かすことです。
 直ぐにリーグ戦が再開します。今日の反省を糧として、
今度こそ勝利という結果に結びつくことを信じます!