+ 小話11 おまけDVDの特製アニメ編 +

 放課後の教室に一人残っていた俺は、窓の外に召喚の光が降るのを見た。
「これって……」
 続いて俺の後ろで爆発音。煙が消えるとキールがそこで笑っていた。
「信じていたよ……いつかこんな風に君とめぐり合えるって」
「キール!!!」
 俺はうれしさのあまり声を上げ、キールに駆け寄った。
「リィンバウムからこっちに来れたのか! じゃあ、じゃあ、みんなも呼べるんだな?!」
「え?」
「来い、ポワソ! テテ! ガウム! ミョージン!」
 俺の声に応え、次々現れる愛らしい召喚獣たち。俺は感極まってそいつらを抱きしめた。召喚獣たちもキューキュー鳴いて顔をすり寄せてくる。
「会いたかったよ! みんな!」
 ああ、テテの毛並みは相変わらずふかふかだなあ。ポワソは相変わらずぷにぷにだなあ。


 ひとしきり再会を喜んでふと気づくと、教室の隅でキールがしくしく泣いていた。
「うう……これも僕の罪のむくいなのか……っ」
 いや、ごめん、つい夢中になって……。でもキールが来てくれて嬉しかったのは本当なんだぜ? 
08.04.30


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容赦なくヒドいハヤトさん。