+  プニムでGO!  +


ご注意:
※ レイムさんがトリスに片思いしている捏造設定です。
※ というかレイムさんの性格が捏造です。ヒドイです。
※ レイムさんの扱いもヒドイです。それでもよろしければ↓







 トリスさんがほほえんでいる夢からさめると、プニムになっていた。
 ……落ち着きなさい、レイム・メルギトス。
 ぷにぷにボディの中で、彼は自分に言い聞かせた。
 そう、私はレイム・メルギトスだったはずです。昨日の夜、眠る直前までは確かに。紫色のメイトルパ召喚獣ではなく、人の姿をよりしろとした、サプレスの魔王だったはず。それがなぜ……。
 はっと気付いたことがあって、レイムさんは声を上げた。「まさか!」と叫んだつもりが、口から漏れたのは「ぷにぃ!?」という可愛い鳴き声だったが。
 これは伝説のプニム病!
 リィンバウムでごくまれに見られ、サプレスの悪魔だけがかかることのあるという、あの奇病なのですか!
 ぷにぷにボディが驚愕に凍りついたそのとき、ドアの外の廊下に足音があった。
「キャハハハハ! レイムさまの寝顔はいけーん。おはよーございまーす……あれ?」
 ノックもなしに入ってきたのは、レイムさんの部下、キャハハのビーニャ。少女の姿をしたサプレスの大悪魔は、部屋を見回し首をかしげる。
「レイムさまどこいっちゃったんだろ。あれ? なにこいつ、プニムじゃない。なんでこんなとこにいるわけ?」
 ベッドに起き上がった姿勢のままだったプニム病患者のもとに、彼女はすたすたと寄ってきてひょいとつまみ上げた。
 ビーニャ、私ですよ、わからないのですか!
「ぷぅーにぃー!」
「レイムさまのベッドになんかもぐりこんで……生意気なやつ! ……ん? ひょっとしてレイムさま……」
 ビーニャは唐突に青ざめ、ぼたりとプニム病患者を取り落とす。
「レイムさまったら、こいつを抱っこして寝てるの? いやーっ、アタシのレイムさまがそんな趣味を! ちょっと監視カメラの調子がおかしくなってるうちに!」
 待ちなさい! そんなはずないでしょうビーニャ……、と思いかけてふとレイムさんは引っかかった。
 『監視カメラ』? 今『監視カメラ』と言いませんでしたか? 
 そして弾かれるように部屋の隅を振り返った。10日ほど前、ビーニャにプレゼントされてから置いてあるクマのぬいぐるみを。その左目が、妙に光っている。そう、まるでカメラのレンズのように。
 『うふふ、レイムさまったら、誰も見てないと思って大あくびなんかしてるー! きゃあっまさか着替えるの? いやーん、録画しなきゃ!』
 一瞬でレイムさんの頭の中に、盗撮中のビーニャの姿が見てきたように浮かび上がった。(ビーニャってそんなしゃべりだっけ?というツッコミはナシの方向で)
「ぷぅぅぅにぃぃぃ……」
「ん、なによアンタ……ぎゃっ」
 精神攻撃・改。


 それにしても、ビーニャにもこれが私だと分からないのですか。
 頭から星を出しつつ眠り状態に陥った悪魔を見下ろしながら、レイムさんは「ぷにぃ……」とうめいた。
 ビーニャは一応メイトルパの専門家。 彼女がこれでは、他の部下二人にも、自分の変身してしまった姿だと気付いてもらえないかもしれない。
 レイムさんは困った。今、彼はリィンバウムを侵略せんと暗躍中で、最近それを蒼の派閥の召喚士たちに(どーどーと自分から)ばらしたため、彼らと対立中なのだ。この姿では、彼らとまともに戦うことも出来ない…………。
 いや、それよりも。
 レイムさんは思った。
 この姿では、トリスさんに会いに行くこともままならないではありませんか!
 ぷにぷにの拳を握り、レイムさんは背後に炎を燃やす。
 ああ、トリスさん、名もなき世界から来た拳銃使いに、「ヘイ、ストーカーは犯罪だぜ!」と連射食らったりするのにも負けず、毎日物陰から、あなたの無事を見守って来ましたのに。
 私が見ていない間に、あの融機人の魔手があなたに伸びていたらどうしましょう!
 この姿では、せいぜい遠距離攻撃・岩石で正義の鉄槌(悪魔だけど)を下すくらいしか出来ませんよ。
 ……まてよ?  レイムさんは不意に気付いた。今の自分の姿はプニム……。

 <レイムさん脳内劇場>
  トリス:あ、プニムじゃない! 可愛い! こっちおいで〜
  レイム:ぷーにぃー
  トリス:きゃー、可愛いー!(ぎゅっ) ネスぅ、あたしこれ飼いたーい
  ネスティ:君は馬鹿か? それは召喚獣であってペットじゃない!
  トリス:えー、いいじゃない、こんなに可愛いんだし。ねープニム(ちゅっ) 
 
 これだ――――――っ!!
 レイムさんはものすごい気迫で決意した。そして、まだ倒れているビーニャを踏んだことにも気付かない勢いで部屋を飛び出した。
 『ぎゅっ』と『ちゅっ』を求めて。


 岬の屋敷からゼラムまで。プニムの短い足では相当な距離のはずだったが、『ぎゅっ』と『ちゅっ』に目がくらんだレイムさんの前にはそれくらいものの数ではなかった。ぷにぷにボディを弾ませるようにして聖王都の門をくぐる。
 ふふふ、来ましたよ、トリスさん。あなたのレイムが、今すぐ会いに行きますからね!
「ぷにぃぃぃ―――!」

 ぶちっ。 

 熱い叫びを天に放ったレイムさんは、次の瞬間、舞い降りてきたワイバーンに踏みつぶされた。
「どうしたのシルヴァーナ、何か踏んだ? ま、いっか。はいイムラン叔父さま、着きましたわよ」
「ミニス……こんな大通りに堂々と……。ファミィ姉上の教育はどうなっているのだ……」
 ぶつぶつ言いながら人影が降り、「お疲れ様、シルヴァーナ!」の声とともにワイバーンが消え去って、ようやくレイムさんは張り付いていた地面から身を起こした。
 ……あぶなかった。ぷにぷにボディじゃなかったら死んでいましたよ。さすがは金の派閥の召喚士……と言ったところですか。
 冷静を装いつつ、それでもやや平面的になった気がする体をしばしぷにぷにさせ、元の形に戻してからやっとレイムさんは歩き出した。
 『ぎゅっ』と『ちゅっ』の前には、この程度の障害はなんでもないのだ。
 と思ったのもつかの間、プニム姿のレイムさんはいきなり足が宙に浮いた。
「ぷ……ぷに?」
 急いであたりを見渡したレイムさんをつかんでいたのは、酔っ払い店主、メイメイさん。
「にゃはは! プニムじゃなーい、ちょうどいいー」
 今日も今日とて酔っ払ってるらしいメイメイさんは、プニム形レイムさんの首の後ろをつまんでぶら下げ、歩き出した。やがて、見えたのはそばの屋台。『あかなべ』ののれんをひょいとくぐったメイメイさんは、
「はーい、大将ー。頼まれてたプニム、持ってきたわよーう」
「ああ、これはメイメイさん。ありがとうございます。ではこれは約束の……」
「んー! やっぱりお酒はお米でつくったのが最高にゃー!」
 渡された一升瓶にほお擦りしつつ、メイメイさんは去っていった。
屋台のカウンターの上に取り残されたレイムさんは、状況についてゆけず、ただぷにぷにするばかり。と、シオンさんが筆を取り上げ、お品書きにさらりと筆を走らせた。
 『きつねそば』
 『たぬきそば』
 の、となりに、
 『新メニュー、プニムそば』
「ふう、今度こそ大ヒット間違いなしですね。……おや?」
 振り返ったときには、レイムさんは脱兎のごとく逃げ去ったあとだった。
「……私としたことが、みすみす逃がすとは……。まだまだ修行が足りないようですね」
 低く呟くシオンさんの目は、隠密バックアタックで敵召喚士を狙うときよりも鋭かったという。


 その頃、レイムさんは大通りを全速力で走っていた。
 と言っても、あるかないかわからないほどのプニムの足だからたいしたスピードは出ず、加えて視線が非常に低いため前が見づらくて、いきなり誰かの足にぶつかった。
「ぷにぃ!」
「うわっ! ああびっくりした。なんだ、プニムじゃないか」
「プニム?!」
 という声とともに、いきなり抱き上げられる。
「ちょうどいいぜ。兄貴、アメルへの誕生日プレゼント、これでいいんじゃないか」
「だめだよリューグ。誰か召喚士の人が喚びだしたんだろうから、僕たちが勝手に持って帰っちゃまずいだろう?」
 レイムさんを抱き上げ、話し合っているのは、レルムの村の双子兄弟、ロッカとリューグだった。
「はぐれだよ、はぐれ。じゃなきゃ一人でうろうろしてるわけねえだろうが」
「そうかもしれないけど……」
「ほら見ろよこの毛並み。きれいな紫色じゃねえか。きっとアメルのやつ、大喜びするぜ」
 高い高いするようにレイムさんを持ち上げ、リューグは満足げに言った。
「『まるで紫イモさんみたい!』……ってな」
「……じゃあ、名前はムラサキイモさんで決まりだね」
「略してイモさんだ。おい、おまえは今日からイモさんだぜ? わかるか、イモさごふっ」
 遠距離攻撃・岩石。
「あ、こいつ逃げる気だぞ? 捕まえろ、兄貴!」
 レイムさんを取り落としたリューグが慌てて声を上げたとき、
「プ、プニムっ!」
 取り乱したような声とともに、がちゃがちゃっと金属音がした。
 振り返った双子とレイムさんの見たものは、
「はーっ、はーっ、ろ、ロッカどの、リューグどの、そ、そのプニムから離れられよ」
 髪を振り乱し、息を荒げ、目だけをぎらつかせて真剣を構えるサムライの姿だった。
「ぷ、プニム、プニムぅぅ、覚悟ー!」
 逃げる余裕(主に精神面)すらなかったレイムさんに、カザミネの刀が襲い掛かる!
 惨劇を予想して双子は思わず目を閉じた。が、しかし、レイムさんのプニム姿は伊達じゃなかった。
 カザミネの刀を受けたレイムさんの横っ腹(横切りだから)はそのぷにぷにボディで刃を包み込んだのだった。
 普通ならざっくりいくところを、まるでゴムボールをバットで打ったかのようにやわらかくひしゃげ、
 ……結論だけを言えばホームランだった。
 青空の彼方に消えたレイムさんを無言で見送る双子。カザミネは膝から大地に崩れ落ちた。
「む、無念……。なぜだ、どうしてプニムだけは切れぬのだ……」
 地に伏し、男泣きに泣くカザミネ。
 見守っていた双子はかける言葉もなく、ただそっと、そーっと後退してカザミネと距離を取った。


 レイムさんは、空を飛んでいた。より正確に言うと、飛ばされていた。
 ふふふ……この大悪魔メルギトスが、天使のように空を飛ぶとは何たる皮肉でしょう……。
 その目じりに光るものがあったというのは、触れないであげるのが人情と言うもの。
 とにかくレイムさんは放物線を描いてぼとっと地面に落ちた。
 しかしそこはぷにぷにボディ、ぽーんぽーんと二度三度弾み、無傷で止まる。
「何か降ってきた……。あ、プニムじゃない!」
 この声は! レイムさんははね起き、振り返った。「ぷにぃぃ」という声がもれるのを抑えきれなかった。
「かわいーい! こっちおいで〜」
 地面にしゃがみ、こちらに向けて両手を広げる制服姿。満面の笑みを浮かべるその人は、
 ……と、トリスさん!
「ぷーにぃー!」
 レイムさんは迷わずその腕に飛び込んだ。
「きゃー、可愛いー!」
 嬉しそうに声を上げ、トリスはプニム型生物をぎゅっと抱きしめた。レイムさんが求めて止まなかった『ぎゅっ』だ。レイムさんはもう天にも昇る心地(悪魔だけど)で「ぷにぃぃ」と鳴くばかりだった。
「ネスネスぅ、あたしこれ飼いたーい」
 トリスは弾んだ声を上げる。
『ぎゅっ』とされているレイムさんからは見えなかったが、近くにいるらしい兄弟子が気むずかしい声を返した。
「君は馬鹿か? それは召喚獣であってペットじゃないだろう? 第一、誰が召喚したのかもわからないものを勝手にさわるんじゃない」
「あ、そうね、誰が召喚したのかしら。ミモザ先輩?」
「わたしは違うわよ。ペン太くん一筋だもの」
「じゃあ、ミニスかしら」
「おいニンゲン、忘れんなよ。そいつは留守だろうがよ」
 ……この声は狂嵐の魔公子! レイムさんは思った。……それにもう一人、蒼の派閥の女召喚士もいるようです。そしてあの融機人。トリスさんと二人きりになるための障害は多いようですね。
 ふふふ……、このレイム・メルギトスにたてつくとは、身の程をしれぇぇぇい!
 抱えたプニムがメルギトスモードに入っているとは誰も気付かず、
「ミニスはファミィさんの用事でサイジェントまで行っていると、朝説明したじゃないか」
「あ、そうそう、そうだったわ」
「誰か派閥の召喚士がよんだんだろう。本部に連れて行ってみよう」
「ほら貸せ! ニンゲン!」
 こともあろうに、レイムさんはトリスの腕から取り上げられそうになった。
「え、ちょっと持ってかないで! あたしが連れて行く!」
 その通り! レイムさんも慌ててトリスの腕にしがみついたとき、ミモザが腕を伸ばしてバルレルを止めた。
  「バルレル、あなたあんまり近づかない方がいいわよ。プニム病に感染するかも知れないわ」
 レイムさんはどきっとした。そのぷにぷにの背をぽんぽん叩きながら、
「プニム病?」
 トリスが不思議そうに問い返す。
「サプレスの悪魔だけが感染する病気よ。一時的にプニムの姿になってしまうの。原因はよくわかっていないんだけど、プニムから感染するって言う説もあるわ」
「え、じゃあ、そのプニム病にかかったら、バルレルもプニムになるの? きゃー! バルレルがそんなふうになったら、あたしぎゅってして放さない! 枕にして一緒に寝る!」
「ば、馬鹿なこと言ってんじゃねえよ。誰が枕だ……」
 そんなことを言う魔公子の頬は、確実に赤かった。レイムさんははっと気づく。
 まさか、ノーマークでしたけれど、この魔公子もトリスさん狙いなのですか?
 そうか……そうでしたか……。そうと知っていたら、真っ先にくびり殺してあげたんですけどねえ!(メルギトスモード再び) 
「と言うことは、ひょっとしたらこのプニムも、サプレスの悪魔が変身したものかもしれないんですか、ミモザ先輩?」
 ネスティの言葉に、レイムさんは再度どきっとする。
「えー、そんなことないわよ、こんなに可愛いんだし。ねープニム」
「いいえ、その可能性はあるわ。最近は悪魔の活動が活発だし……。確かめてみた方がいいかもしれないわね」
「確かめる?」
「変身を解く方法があるのよ。確か、キスが必要とかなんとか……」
「キスぅ?!」
「ぷにぃぃぃぃ?!」
 思わず驚きの声を上げたレイムさんに、バルレルとネスティの視線が集まった。
『なんかこのプニムおかしいぞ』
 うなずきあう男二人に気づかず、トリスもまた「えーっ」と笑う。
「やだ、そういうのってたいてい美しい乙女のキスよね! あたしどうしよう!」
「君は馬鹿か? 自分がそんなカテゴリーに入るかどうか、胸に手を当てて考えてみたらどうだ」
「むぅ〜」
 口をとがらせるトリスに抱っこされて、レイムさんのプニムな心臓は期待に高鳴りまくっていた。
 ……『ちゅっ』ですか? 『ちゅっ』なのですか? トリスさん、わたしはいつでも構いませんよ!
「……ああ、あったわ。ほら、ここ。確かに、『プニム病の変身は接吻によって解ける』ってあるでしょ?」
 ミモザが鞄から取り出して開いた分厚い書物に、トリスたちはさっと群がった。
「きゃあ、ほんとだ。あたしやってみようかな」
「お、おいっニンゲン! 馬鹿なこと考えてるんじゃねえ!」
「えー、いいじゃない、相手はこんな可愛いプニムなんだし」
 ……『ちゅっ』ですか? 『ちゅっ』なんですね? 数々の困難にも負けず、ここまで来たかいがあったというものですよ!
「待て、トリス」
 レイムさんの胸が期待に膨らんだとき、邪魔が入った。冷静に妹弟子を止めた兄弟子は、「よく見ろ、補足がある」と続きの文章を指さす。
「えーっと? ただし、接吻の相手は、年齢30歳以上、霊属性の召喚術を扱える男性でなくてはならない……。なにそれぇ?!」
 トリスが呆れた声を上げたとき、背後から「トリスー!」と声がした。皆が振り返った先には、右手を振って走ってくるミニス・マーン。その後ろには血色の悪い中年男性が一人、不機嫌そうな顔でついてくる。
「あれ、ミニス、でかけてたんじゃないの?」
「うん、今帰ってきたとこ! ちょうどいいわ、紹介しとくね。こちらはイムラン叔父さま。お母様の弟で、サプレスの召喚術の専門家なの。今はサイジェントで国家の大事なお仕事をしてるんだから。
 叔父さま、こちらがさっきお話しした、トリスですわ」
「蒼の派閥の召喚士か?! むきーっ憎い、憎い、ああ憎らしい!」
 奇声をあげるイムランを前に、トリスたちは顔を見合わせた。
「年齢三十歳以上……」
「霊属性の召喚士……」
 そして、トリスに抱っこされたレイムさんはぷにぷにボディを硬直させていた。
 ……まさか。まさかですよね、トリスさん。
あなたの笑顔を胸にここまで来たというのに、そんな仕打ちはありませんよね。
もうそれだけでカルマルート直行できそうなくらい恐ろしい、そんな仕打ちを……
 レイムさんの祈りが届くはずもなく、
「イムランさん、ちょっとお願いがあるんですけど……」
 逃げ出そうとするレイムさんをしっかり抱えたまま、トリスがイムランにほほえみかけた。「ん?」と、イムランの色の悪い顔がこちらを向く。

「ぷにぃぃぃぃぃ!」
「はいはい、怖くないよー。ちょっとちゅってするだけだからね」
「ぷぅぅにぃぃぃぃ!」
 
 ゼラムの町に、プニムの悲痛な叫びが響き……

 その後、レイムさんの姿を見た者は、誰もいなかった。

04.01.31






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なんというか、ホントすいません(ジャンピング土下座)。