![]()
元々アルコール依存症の親のもとで育った、大人や子供たちで、ACOA「アダルト・チャイルド・オブ・アルコホリックス」の略で、生きにくさを抱えているといわれ、今では、機能不全の家族のもとで育った人たちもACと呼ぶようになっている。
1970年代アメリカのソーシャルワーカーたちが、大人になったアルコール依存症者の子供たちに関心を寄せ、名づけた、と言われ、81年にソーシャルワーカーのクラウデア・ブラックが著書「私は親のようにはならない」でACのつらさの正体を明らかにし、ベストセラーになり、その概念が急速に広がり、各地にACの自助グループ誕生し、本屋にはACコーナーができ、社会を揺り動かす一大ブームメントとなった。 

ACには次の5つのタイプがあると言われている。
1、まじめ型=英雄型=ヒーロー
長男や長女によく見られるタイプで、父親に代わって家族をまとめ、家計を助け母親の相談や、弟妹の面倒もよく見るし、まじめで頑張り屋の学校でも優等生=リラックスするのが苦手、自分を抑えて一生懸命生きてきているので後半、行き詰まって挫折=統合失調症や依存症に。
2、非行型=問題児を演じる
親がこうだからと、非行に走って親を困らせようとする、反抗心が強く、自分の非行に家族の目を向けさせることで、父親に酒の大きな問題を認めさせようとする=心の傷を、怒りや敵意で行動化・酒、シンナーで警察ざたを繰り返す=本人が気づけば立ち直りは一番早い。
3、自閉型=引きこもり型
「いるのか、いないのか分からない子」で、父親の酒、両親のいさかいに巻き込まれるのがいやで、自分だけの世界に入ろうとする、表情少なく、物事を荒立てることを嫌い、いつも家の中に引きこもり、不登校にも=自分存在に価値があるとは思えない=独立心も強く、優れた一面も=うつ病や依存症に。
4、ひょうきん型=ピエロ型=マスコット型
過度に明るく、両親の間に緊張が走れば、すぐ反応して、さまざまな方法で笑わせようとする。また、他人の誰にでも愛嬌を振りまくかわい子ちゃん型であるが、彼らの行動はほとんどが演技である、傷ついている本当の自分の姿を見せると、もう誰にも愛されなくなるのでは、という不安がある。衝突や葛藤を回避しようと、遠回しのコミュニケーションをとる、末っ子に多い、=
節食障害や依存症に。
5、世話やき型
家族に「世話焼き」を続けてきたやさしい子。人の痛みを自分の痛みのように感じるため、自分の欲求や感情がつかみにくい、自分自身はよく分からず苦しい=依存症に。
まとめ
機能不全家族の典型であるアルコール依存症の家庭で育てられた子供たちは以上のような性格と行動がある、その影響は幼ければ幼いほど受けやすいといわれる。アルコール依存症の背景にはACが隠されているのだ、この訳の分からない心の傷(インナーチャイルド)や、生きずらさを酒でごまかして(癒して)生きてきたとも言える、断酒も究極はACのインナーチャイルドが断酒会で癒され、消えた時だと私は思う、酒で癒す必要がなくなるからだ、私の体験談でも書きましたが、感動的な体験でした、私はACの概念に出会って救われました。何で私は長い人生を酒に捉われて生きて来たのか、分けが分からない納得できない人生はつらいですよ、このACの概念を知って私は納得しました、とても嬉しかったですね。
次にACがどうして作られてゆくか?
次に、機能不全の家族はどのように、子供にメッセージを与えていたのでしょうか?
○問題について話してはいけない。
○感情を率直に表現してはいけない。
○いい子にならなければ愛されない。
○自分勝手な子は愛されない。
○ありのままの自分には価値がない。
こうしたルール(自分らしく生きてはいけない)の中で作られる人間関係は「他人から必要とされたり、役に立ったり、評価されることで初めて自分の価値が認められる」という「共依存」的な関係である。それより、何より、両親から受けた心の傷は勿論である。酔っ払った父親の暴力、暴言、しらふのやさしい父との落差が信じられない、戸惑い、母親は母親で、そういう父に、言いなりなり、愚痴ばかり、子供に頼りすぎ、母からも逃げられない苦しみや悩みで、子供らしい、のびのびとした体験がなく、一足飛びに成長して大人になり、結果として、ACが作られるのです。
ACを上手に使う
○依存症者なら誰だって「私はACです」と言っていい、「私はACだったんだ」というアイデンディティを得ることで、自分が納得できれば最高じゃないですか。この言葉、自分自身で上手に使えばとても役立つ。
○いわゆる「いい子」やって来た人が「AC」というアイデンティティを得ることで、漠然と感じていた生きづらさが納得できて、気がとても楽になればいい。
○引きこもりや、親への暴力などで治療の現場に来たとき、問題行動を責められずに「AC」として自分を見つめ直すのにとても役にたてばいい。
◎とにかく、自分に「AC」と名前を付けることで、楽になれば、それでいい。

