課題としておしっこ

 おしっこには敏感である。というより恐れの念すら抱いている今日この頃なのだ。第2回目の話題にしてはちょっとアブナゲな雰囲気ではあるが、これもまた日常のメリハリ。

 という訳でいきなりぶっちゃけるが、私は1年前に病に倒れた経緯がある。いや、倒れてないな。むしろ元気もりもり、働き盛りの遊び盛りだった。しかしこのとき、すでにおしっこに問題があったのだ。尿検査に失格。え、何が悪いの?普段常用してるドーピング剤はコカコーラ社製。尿検査ではバレナイはずだし。結果、慢性腎炎の可能性アリで要精密検査とな。腹なんかちっとも痛くない。目に見えてヘンテコなおしっこが出るわけでもない…。いったい何がどうなってるのか。そもそも精密検査って何されるの?

 …腎臓に針さされるの。

 いやー内臓にもニブイ神経が通ってるって実感したね。それから2日間は真っ赤なおしっこ。検査する前のほうが良かったんじゃないのか!なんてことを心の中心で叫んでいた。診断名IgA腎症。将来的には腎不全に陥り透析を導入することになる可能性も高い、凶暴な病気なのだ。さっそく治療にとりかかる。扁桃腺摘出とステロイド治療。これで治る人もいるらしい。なにかと副作用関係のスキャンダルが多いMrステロイド。年単位のお付き合いになるとつげられる。

 そして今に至るわけなのだ。やっぱりはた目には健康そのもの。ただ運動制限を受けているのでストレスが溜まる。免疫が抑制されているらしいので体調も崩しやすく、ものすっごい疲れる。体重もかなり減ってきた。でもまぁ健常人ちゃ健常人だ。ただそろそろ治ってきてもいい時期。尿検査の結果が気になって仕方がない。

 それにしてもこの運動制限は何とかならないものかね。食事制限が出てないだけいい方だが、趣味や仕事に大いに差し支えて気分悪い。でも人は言う。今治さないと大変だと。それもそうだ。ここはひとつおとなしく、のんびりと陶芸にでも繰り出しましょうか。