アラスカ行記




1日目(2月2日) 成田〜シアトル〜フェアバンクス(1)

 来ましたー成田空港!イヤーすごいね。成田エクスプレス第1ターミナルで降りてスグパスポートの提示。国際施設は駅の改札口から違う。さて、我々真っ先に向かうは5Fであります。そう!展望台ー!飛行機がいっぱい並んでて、次々と飛び立っていく姿はカッコいいね。思わず親指を立てて「GoodLuck!」って言ってしまう。…あ、これにはキチンと訳がありまして。なにせ飛行機が初めて。国内線すら乗ったことがないのでした。そんな私は新幹線も好きではない。あのシートに3時間乗ったら相当キツイ。果たしてシアトルに着くまでの8時間、精神に異常をきたすことなくいられるのだろうか。ハイここで「GoodLuck!」ね。言わずと知れた木村拓也さん柴崎コウさん主演の空のドラマ。2〜3日ですべて見ました。するとどうでしょう。もう飛行機が楽しみで楽しみで。もう何かある度に「コーパイは黙ってろ」だの「I have」「You have」だの「機長のコウダです。」だの…。このグッドラックごっこは帰国してもず〜っとやってました。夫婦で。

 さて、あらかじめ空港に送っておいたスーツケースを受け取り北ウイング4FのDカウンター(ノースウエスト航空)に。カウンターに入る前に荷物の検査。ベルトコンベアに乗って荷物がトンネルに入って行く。で、係員に呼ばれる…。荷物全開で調べあげられる。何でだろ。電子機器やたらと持ってたから?なんか電源入るかとかまで調べられた。ふー、やっとチェックイン
。流れに沿ってセキュリティチェックを終え、搭乗ゲートへ。いたいた、ノースの赤い尾翼!
 待つことしばし、搭乗が始まりました。え?ここに座って8時間…。せまーーい!窓もちっちゃーい!つうか私らの席に韓国人らしきおばちゃんが。あの〜、this is my seatなんですけどぉ。だがオバチャンはそこを自分の縄張りだと言ってきかない。番号みろー!そのオバチャンズはCAさんを呼びつける始末。で、1個前に移動させられてた。勘弁してよ、もう。そんなタタカイのあとNW8便はシアトルに向けてテイクオフ。かっこよすぎる。香田機長、深海副操縦士、シアトルまでパーフェクトなフライトをよろしく。
 やがて眼下に広がるのは美しい空、海、雲。はじめて見る風景にしばし呆然。でもボーっとばかりもしてられない。そう、機内食!この狭いエコノミーで食事。いままで生きてきた中で一番体ちっこくして食べる料理だな、などと考えながら「ビフ プリィズ」。
カレーライスが出てきた。へぇ、機内食って結構色々付いてくるのね。でも一つ一つは思ってたより小さい。コーヒーも頂き満足した私は映画などを楽しむのであった。

 成田を15:05に離陸したNW8便は定刻よりやや早いシアトル到着となった。6:30、あたりは薄暗く上空より見たシアトルの街はオレンジの光が瞬き美しかった。あっちの方って夜景はオレンジなのね。フェアバンクスもそうだったし。は!大変なのはここからだった。ツアーによってはシアトルでガイドさんが待ち構えていて、アラスカ航空への乗り継ぎのお手伝いをしてくれる。でもうちらは自力でフェアバンクスまで行かねばならぬ過酷な旅路。ちょっとどきどきしながらシアトルタコマ国際空港へと入ってゆく。まずは入国審査。列に並んで待ってると陽気なスタッフが話しかけてくる。
「やぁ!どこから来たんだい?」
「日本です」
「ちょっとこれを見ても?ワォ!このロッジに宿泊を?素敵だ。」
こんな会話の中にも何かを見抜こうとする意図があるらしい。無事通過し妻を探す。いたいた。こっち来てって言ってる。「マイハズバンド」だって。見てると食べ物は持ってる?って聞かれてた。なんと!彼女はその問いをニコニコしながら無視。係官もまるで子供に接するかのようにやさしく彼女の手をとり、指紋をスキャン。そして「かわいいワイフだ」。彼女はかなりご満悦の表情でイミグレを通過したのでした。これって…どうなんだろ。ウスノロだと思われてる。こんな調子でよくわかんないうちに税関もパス。確か紙渡したらOK。ほぼ素通り。またスーツケースを預けてセキュリティチェック。靴も脱いで余裕でOK!地下鉄に乗りメインターミナルへ。

ところでなんでお前次の便のボーディングパス
持ってんの?実は成田でチェックインしたとき、私はシアトルまで、妻はフェアバンクスまで受付してもらったのだ。しょうがないからアラスカ航空の受付へ。この事実をどうやって説明しようか。とりあえずeチケット出して英単語並べて妻のチケット出して…。何とかなったー!おじさんは隣の席を取ってくれた。そしてニコニコしながら良い旅をって言ってた。さて、アラスカ航空のゲートへと急ぐ。急ぐ必要などないけど、とにかく急ぐ。いるいる、よくこの手のHPでみかけるイヌイットのおっちゃんの顔。飛行機の尾翼っていろんな模様があって面白い。おっちゃん飛行機AS99便は10:23シアトルを離陸した。ここのCAさんはきれい!エリの高いロングコートきて、モデルみたい。そんなウツクシキおねーさんにチキンバーガーとスプライトをもらってご機嫌なpolarなのである。そして強烈な睡魔が…。

 気がつけばフェアバンクス着陸目前。理由はわからないが(英語がわからないから)アンカレジで相当時間を食ったらしい。とにかくフェアバンクスまでたどり着けた。素人でもガイドさんなしで全然問題ないみたい。必要なのは予習と勇気、そして「私ってば国際人なんだかんね。ガイジンなんておっかなくないんだかんね。」って言うなりきりではないだろうか。

 フェアバンクス編に続く。



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