氷上での転落事故例

 今から、13年前の1月末、まだわかさぎ釣りをはじめて2,3年目だったと思いますが、仲間3人と薄い氷の張った狐鷹森で氷上釣りをしました。まだ、湖面は全面結氷しておらず、狐鷹森沖の氷の厚さは3cm位だったでしょうか。仲間は危ないので岸よりで釣りをしていましたが、沖には夜釣りをしたテント跡があったので、釣果を期待して、私は一番沖の飴色の氷の手前まで行って釣りを開始しました。
 あまり釣れないながらも、露天で釣りをして、しばらくすると、自分の釣り座がだんだん沈んで行き、水が上がってくるようになりました。ついには膝下まで水が上がり、自分を中心とする半径1m位の範囲に氷の亀裂が入るようになりました。さすがにこれではまずいと思い、場所を移動しようと立ち上がった刹那、氷が割れて湖面に転落しました。幸い防寒具で着膨れしていたので、腰くらいまでしか水に入りませんでしたが、氷の上についた左手に激痛が走りました。なんと、左手をついたところにアイスドリルの刃があったのです。親指の根元がY字型にパックリ割れ、血が噴き出しました。
 何とか氷から這い上がって、仲間から差し出されたハンカチを巻いて、車に載せられて、五色沼入り口の消防署に直行しました。そこから、救急車に乗って、会津若松市の病院まで搬送されました。
 病院では、すぐにレントゲン写真を撮り、左手親指の腱が3ヶ所で断裂する重傷であることがわかりました。直後に緊急手術が行われ、30針近く縫うことになりました。その後3日ほど入院し、固定ギブスが取れたのは3週間後だったと思います。腱は無事について親指は動かせますが、やはり微妙な作業には支障をきたし、特にそれまでやっていたアユ釣りのオトリのハナカン通しがうまくできなくなりました。
 13年前の出来事ですが、改めてご迷惑、ご心配をおかけした皆様におわびしたいと思います。氷上釣りを楽しまれるみなさんは、以下の点に特に気をつけましょう!

 ★ 薄い氷には絶対乗らないようにしましょう。

 ★ アイスドリルの刃の切れ味は半端ではありません!手元に置かず、キャップをかぶせるなどして気をつけましょう。

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