冬は小鳥も大変、釣り人よりもっと大変かな

2012.2.24

戻る

不要になったからと頂いて植えてから3年程経ったピラカンサス、昨年から実を付け始めました。
丈夫な木で挿木で良くつき簡単に実を結ぶので、長く伸びた幹を針金で曲を付け安物盆栽として作られて縁日の露店で良く
見かけました。
庭に植えられ刈り込まれた枝咲に赤い実がこんもりと実り遠くからでも存在が判ります、秋深く成り柿が熟すと小鳥たちが
群がって来ますがピラカンサスには見向きもしません。
旨く食べれば全部食べられるのに上の方から突いて食べるので、柿の実は途中で落下してしまいますが地面に落ちた柿
を食べる事は見た事が有りません。
鳥たちにとって低い所に降りる事は身の危険を感じるのでしょう、実が無く成って来るとヘタに僅かに残った部分を突いた
りして、いよいよ周りに何も無く成ってからピラカンサスにやってきます、鳥達にとってあまり好みではない様ですが食べ物
が無くなれば仕方が無いと言うところでしょうか。
ヒヨドリが枝にとまる様に成り実が少なく成って行き、細い枝にぶら下がる様に残った実だけに成ってもうこれでは食べる
事は出来ないのではと思いました。
木の枝にヒヨドリが止まったので窓のガラス越しにカメラを構え、シャッターを押そうとした時に飛立れて残念と思ったら
直ぐ下側の実をホバーリングしながら啄んでいます。
手ぶれしない様にガラス窓に押しつけて居たカメラの向きを一寸ずらして1枚だけ撮れました、待ちかまえていた所に来た
様な物で素人の私のコンパクトデジカメでもこれだけの大きさに写りましたが、鳥の写真を撮っている人達は相当な準備を
しているのでしょう。

この写真は1月14日に撮影ですが数日後にこの実は全部無く成ってしまいました、春先の新芽が出るまで鳥たちには
辛い時間が続くのでしょう、冬を越せる鳥たちの確率はかなり低いと聞きます、釣りの世界も冬は厳しい物が有りますが
趣味の世界なので嘆くだけで済みますが、鳥たちにとっては命がけの冬で次元が違いますね。