宝くじの様な釣り
2021.2.28桜川
途中の温度表示は−4度の冷え込
みの為か浮が動きません。
流も無く風も弱いので水面が穏や
かで陽が射して釣り人に好都合で
も魚にすれば警戒心が強くなる条
件でしょう。
とりあえず餌の減りが遅くならな
い様に心がけます。
諦め気分の餌打ちを繰り返してい
るとトップが少し入った様な、少
しの変化も合わせる心算でもまさ
かの気分で竿を上げると竿にコツ
ンと来て引っ掻きです。
足元の浅い底が濁りが増した様に
見えるのは陰になっただけなのか
浮の動きは相変わらずです。
こんな時は時間を無駄にしない為
早く餌を打ち切り早く帰れ、旨く
すればアタリも出たりします。
カシャカシャとスレアタリ、何か
いると希望が出てきました。
どんどんと餌を切るとトップが上
下して合わせるとググーっと強い
引きに竿が起きずに跳ね、バレ
たのでなくハリスが無く切られて
残念。
足場が水面まで1m有り竿の角度
が取れず、こんな場所での対応が
出来ません。
1回の餌でスレアタリも含め浮の
動きは3回、Sさんは全然動かず
竿をしまい出します。
陽が射して水の濁りが増した様な
気がしますが、備前川が釣れてい
る話も聞いて移動を決めます。
土手から直接入った事も有るので
踏み跡が無いか捜しに行きますが
土手の斜面は衣服に付き痛い実の
なる草が林立、誰も降りた跡が無
く目当ては暫くは入れません。
水路の反対側から入り本流狙いに
変更、昨年伐採され歩ずらい細い
竹は無く歩きやすくなりました。
本流に2人では少し窮屈で藪の奥
穴は腕の良い人が入ったらしく狭
く、私では直ぐ仕掛を絡ませるの
で穴を広げているとSさんが、O
名人も一緒に来てコーチしてもら
えそう。
最近地元のO名人が良い釣りをし
たそうで早速出撃です。
場所を詳しく聞いてなかったので
水路の出口でと覗くと護岸に草が
被り荷物を持って進むのは難しそ
うで、手持ちの道具は鋸鎌だけで
も鋏より効率的なので、時間を掛
ければ突破できそうでした。
両目が空けば今日はこの程度でも
仕方ないと続けると先程と同じ様
なアタリで少し傷の細い34cm
これは時合が来たのではとSさん
からO名人に連絡してもらうよう
電話を入れましたが、その後1時
間以上掛りスレアタリが一度だけ
偶々続ただけの様です。
1日やってスレアタリも含め10
回も動かず、3枚釣れたのは宝く
じに当った見たいです。
スレアタリが有り寄って来たと期
待して待ってもサワリも出なくS
さんの方も暇の様子。
トップが微妙に動く様なで合わせ
ると竿に抵抗が、あまり暴れずに
寄って来てから一走り、真っ白で
なくお腹の膨らみも有りません。
何はともあれ型が見られれば気が
楽になります。
備前川の河口近くに3人だけ途中
にも3人いたが、教会前に戻る時
によく見ると2人が2本竿を出す
人で鮒釣りの下見か、自転車もあ
り地元の人達ばかりかと止らず良
かった。
Sさんが偵察して来ると沢山居た
が皆帰ってしまったそうです。
どこでも大して変わらないと思う
が水が嫌な色の濁り、手を入れる
と濁りは無く澄み加減、花室が気
に成るSさんと別れ元の桜川に戻
ります。
紛失覚悟で持ち歩く鎌は一番安価
なもので、材質が良いはずが無く
切味が落ち手間取る様になり、先
端の方迄たどり着くのは思ったよ
り大変なのが判り10mも進まず
に諦めです。
始めは柔らかい草で楽なのですが
柳が多く成り、力を入れないと切
れ無くなり野バラも混じり出して
慎重に扱わないと大変です。
少し太くなった柳は強力な鋏が無
いと長く作業が続きません。
バラしただけで終わりそうな気が
して来て早く帰りたい気分、食い
の悪い時には小さい餌が有効
と思うので小さく付けての振り込
みをし餌の減りが進みません。
そうこうしている内浮がゆっくり
と沈み今度はちゃんと竿が立ち重
い引きでかなり良型と感じたので
すが37cmに届きません。