男の人が建屋に入るとエンジンの
音が高く流れが急になります。
これで何か変化が有りそうとの期
待は外れ浮きは動かないまま。
ゴミの掻き揚げる装置が動き出し
暫くして元の低い回転のエンジン
に戻り流れも緩くなりました。
貧乏性が幸いして
細かい雨が降り風も有るので楽に
釣りが出来る様10尺での錘ベタ
で始めますが、浮きが全く動きま
せん。
1時間程経ち嫌になり切り上げよ
うと考えますが、竿が短く護岸の
傾斜に餌が有り駄目で沖目ならど
うか竿を14尺に替えますが同じ
様です。
やはり駄目でそろそろ潮時と思う
と機場に軽トラが止まります。
テレビに流れる水害を見るとどう
にもならない無力感に襲われる。
ゴロゴロするのも3日目に成り釣
り場の様子を見に出かけます。
小さなマブナが続きヘラがどこに
と続けると、暫くぶりのアタリは
重いが変な引きで20pのダブ
ル、釣り始めの無反応とはえらい
違いです。
機場の稼働で水がどんどん引いて
50p位下がった為かアタリが
少なく成り、残り餌も後少しで今
日最大の28p、今日のヘラは
綺麗でもう一つとあと2回の餌に
アタリ、良い手応えで浮かせる途
中フッと軽くなって付いて来たの
は10pのマブナ、最後の餌で
未練がましくじっくり待ってみま
すが地合いは終わってしまった様
です。
5つ連続でヘラと思っていたが3
つ目は写真を良く見ると唇が赤っ
ぽく見える。
6つ目に小さなマブナ、今までは
こんなのが多く利根本流が増水の
時に大きいのが入って来ると地元
の人が話していたが、今日は居な
い様です。
何時もは機場付近だけに水が有り
少し離れた所はチョロチョロの流
れな矢作川、雨がぱらつき釣り場
を見て歩く心算が水色が良い感じ
なので、あまり良い釣りが出来た
事は無いが機場近くで竿を出して
みる事にします。
帰り道の橋から見る利根川の堤防
は見えている中程迄色が違い、氾
濫危険水位に達したので避難勧告
と夜中にサイレンで起こされたの
も納得です。
川の近くの人達は大変な思いで過
ごしたのでしょう、下久保ダムの
緊急放流が行われたらこちらもど
うなっていたか判りません。
竿を長くしても変化なく早く切り
上げたいが餌が勿体ないので早い
餌切りで暫く打ち返していた効果
が出たのか、初めて浮きが動いて
合わせると25pの綺麗なヘラで
オデコ脱出、直ぐに今度は27p
が来て今までの不調と様変わり。
アタリが頻繁になりますが小型の
マブナが寄ったようで、空振りに
小さな鱗が付いて来たりする様
に成り、引き込むのは無く食い上
げのアタリで空振りが多くなって
来ます。
錘がずれる動きとは明らかに違う
トップの浮き上がりで空振りが多
く悔しいので何とか犯人捜しと合
わせて行くとプルプルと小さな反
応はモロコでした。
錘が着底して直ぐに変な浮きの動
きもこれだったようです。
2019.10.14矢作川