餌箱2種類の製作
道具の無い素人が箱物を作る時に一番大変なのが直角の素材を用意
する事です、当然同じ長さに切る事も出来ないので、2枚合わせてやすり
の様な物で調整します、時々裏返して直角も確認。
角が出て居ないとハタガネで締めると箱がねじれてしまいます。
かねてからフナ釣りで使うグルテン宣用の餌箱をほしいと
思っていたのですが、やっと思い立ち取りかかりました。
川虫用には温度が上がらない様に白木の方が良いと考え
塗りを施していませんでしたが、痛みが速く下の方に有る
写真では見えませんが、何度もたわしで洗ったりして表面
はざらざら、角は持ち運びなどで擦り減って丸く成ってしま
いました。
グルテン用では当然塗りを施さなくては後始末が大変なの
で合成漆を塗りました、手っ取り早く済まそうと素材の時に
ペーパーを掛けただけで何回か塗り重ねますが、やはり
手抜きは後から不具合が出て来てその都度最低限の
修正で済ませるため塗り重ねの効果が出て来ません。
あと1回塗ればかなり良く成りそうなのですが、これくらいで
塗りは終了です。
内側の面取りに使った10ミリ幅の3角の素材が無く成り、15ミリ幅の在庫を
使用したため少し重さを感じる様に成ってしまいました。
後ろ側を出来るだけ削って使用したのですが、たいした減量に結び付きま
せんでした、グルテン用にはこれ位の面取りの方が良さそうなのですが、実
際に使用して見なければ重さの感じは判りません。
金網は1枚を2か所折り
曲げ使用、端面には針金
を巻き込んで釘で止める
とまくれたり手にちくちくと
引っ掛かったりしません。
少し前に作った3方金網の川虫用の餌箱、今まで使っていた底だけ金網
の物は通気性がやや劣り、ミズゴケを濡らし直ぐてしまうと、虫の弱りが
速く、虫取りの時にミズゴケに水をたらさない様に気を使いました。
素材成りの大きさで作った新型はコンパクトで携帯に便利ですが、1日
分の容量が無く追加の虫取りを余儀なくされ、どちらにするか悩みです。
せめて1段」だけでも切り欠きを作って組み合わせたいのですが、手間が
大変なので張り合わせだけの構造で作りました。
念の為竹の釘を何本かバオオドを塗り打ち込みます。
今回の素材は引き出しの側面に使われていた物で、3ミリの溝が切られて
居るので餌箱に使えそうと捨てないで取っておきました。
箱の中に手を入れる時、蓋が邪魔に
成らない様に蓋を2重に折れる様に
したり苦労しますが今回初めての試み
で蓋の端面を斜めにカットして蝶番を
付けて見ました、これで180度以上
開きます、後で蝶番付近は補強が必要
に成るかも知れません。
前回作った川虫用の餌箱よりも塗りの回数が多いので色が少し濃く
艶も違います、比べると川虫用もまた塗り直したく成って来ます。