山吹の芯で作る目印

私の釣りはなるべくお金を掛け
ないのがモットーです。
釣り具も機能を満たせば良いと
安い物から見て行き、これ位なら
使えるかなと選び時々失敗しま
す。
山吹の芯を渓流釣りの目印に使
うと聞き、先輩の名人に使用方
法を伺うとビニールパイプを通し
てと聞き挑戦して作り始めました。
初めの頃はパイプが真ん中に入
らなかったり、塗料が上手く塗れ
なかったりで苦労しましたが最近
は安定して作れるように成って
来ました。
最初はヤマベ、ハヤ、ヤマメ釣り
の目印に使用していたのですが、
フナ釣りに多用しています。

小さく切った芯の中心にミシン針を軽く当て、転がすように回転させると穴の芯が上手く決まります、手を
放して針を回転してぶれている時は修正して針を押し込み反対側からも針のテーパーまで押し込み穴の
入口を大きくします。
針のテーパー部分でチューブと穴の大きさを丁度良く成るように調整して山吹を通し、瞬間接着剤を両側
に付けて固定します。

芯を抜くために予め8センチ位の長さに切って置きます、欲張って長く取ろうとするととちゅうで動かなくなり
失敗します。
旨く抜けると鉄砲玉のように飛び出し見つからなく成ったりします。
素材選びは地面からスーっと伸びた物で枝の出た物は良く抜けないのでだめです。
新芽の固まった頃からも使えますが、ちょっと柔らかすぎで反対に真冬になると密度が高く硬さが増して
抜きにくくなります。
抜いたものを適当な長さに切りますが、片刃のナイフの為か中々直角に切れません、手で折ったのと大し
て変らなかったりするのですが、手で折ると長さが上手く決まりません。

上の写真が材料と使用する道具とまでは言えない品物です。
蛍光塗料、山吹の芯を抜くピン(ドライバーなど芯の太さに有った物)、ナイフ、ミシン針、ビニールパイプ、
山吹。
写真のビニールパイプは太さがまちまちで使いにくいのですが他に適当なものが手に入りません。
ウレタンチュウブは太さが選べるのですが、脈釣りの目印には重さが感じられる物に成りそうなのと、費用
の点で使用したことは有りません。
素材としては発砲スチロールで作った方が脈釣りには比重の軽い物に仕上がるようです、枕の中身がどう
とか聞いた事が有りますが確認していません、発砲スチロールの場合は塗料を選ばないと溶けてしまうので
注意が必要です。

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完成品、作りが安定してきました。

塗料は薄めてからどぶ付けが簡単で、爪楊枝
に差して乾燥。
素材が柔らかいので直ぐにはげてしまいますが
取り換えたり、フナの仕掛けは草に絡んだりで
結構消耗が激しいのでこの目印は割と数を
使いますが元手が掛かっていないので気に
成りません。