| 証を知るのが漢方治療の第1歩 |
「証」とは、患者がどんな体質か、病気がどういうふうに現れて
いるかなどを漢方医学的な寸量方法を用いて、総合的に見極めた
診断結果です。
★ あなたは虚証? 実証? 中間証?
当てはまる項目の点数を合計して、
0点以下になった人は虚証
2〜6点は中間証
8点以上は実証
に近いことが考えられます。ただし、これはあくまでも
証を理解していただくための目安で、正確な診断にはなりまあせん。正確な
証の診断は専門医の診察を受けましょう。
質問 |
点数 |
1 比較的体力がある |
2 |
2 寝汗をかきやすい |
−2 |
3 意欲、気力が充実し、積極性がある |
2 |
4 胃腸が丈夫である |
2 |
5 夏バテしやすく、冬は風邪をひきやすい |
−2 |
6 顔色がよく、皮膚につやがある |
2 |
7 冷たいものを食べると下痢しやすい |
−2 |
8 お腹に弾力があり、骨格ががっちりしている |
2 |
9 食が細く、食べるのが遅い |
−2 |
10 月経初期に痛みが強く、血塊が出たり、経血量が多い |
2 |
証を診断するための物差しはいくつかありますが、ここでは
「虚実」 「お血」について述べましょう。
虚実:その人の体質や体力、病気に対する抵抗力を表します。
同じような症状でも虚実の違いなどで使う漢方薬が異なり、
証を間違って使うと効果が現れないばかりか、副作用を
起こすことがあり、注意が必要です。
お血:漢方では「気・血・水」という三つの因子で病態を把握します。
「気」というのは、病気の気、元気の気というように精神的な
部分やエネルギーのようなもので、「血」は主に血液の循環を
指します。「水」は血液以外の水分代謝のことで、むくみやめまいが
関係します。
病気はこの三つが影響しあって起こると考えられています。
「お血」は血液の流れがスムーズにいかなくなる状態です。
女性は月経などで骨盤内のうっ血が起こりやすいのが特徴
ですから、女性疾患は「お血」が原因であることが多いのです。