C型肝炎の治療
現在の肝臓の状態を正確につかんでおくことが
大切です。
| 検査の種類 |
@血清酵素検査
| 検査項目 | およおその標準値 | 注意する値 | 疑われる病気や異常 |
| 血清総ビリルビン |
0.3〜1.2mg/dl | 標準値より大きい値 | 肝疾患、血液疾患など |
| GOT GPT |
10〜32KU 5〜25KU |
標準値より大きい値 | 肝障害、肝炎、肝硬変、肝がん、心筋梗塞 |
| γーGTP | 40IU/L以下 | 標準値より大きい値 | 肝炎、アルコール性肝炎、脂肪肝、肝がん |
| AL−P | 70〜230IU/L | 標準値より大きい値 | 肝炎、肝がん、胆石症、痰肝炎、骨疾患など |
| LDH | 400WU以下 | 標準値より大きい値 | 〈乳酸脱水素酵素〉 肝疾患、心疾患、悪性腫瘍、血液疾患 |
| ZTT | 4〜12クンケル 単位(KU) |
標準値より大きい値 | 〈硫酸亜鉛混濁試験、クンケル硫酸亜鉛 混濁試験〉 慢性肝炎、肝硬変、肝がん、リウマチ、 自己免疫疾患 |
| 血清アルブミン | 3.8〜5.3g/dl | 標準値より小さい値 | 低蛋白血症、ネフローゼ、重症肝疾患 栄養失調、悪性腫瘍 |
| 血清総蛋白 | 6.5〜8.5g/dl | 一般に標準値未満 | 低蛋白血症、吸収不良症候群、ネフローゼ |
| HBs 抗原 | (−)陰性 | (+)陽性 | B型肝炎 |
A肝炎ウイルス検査
A型肝炎・・・・・・IgM型、HA抗体
B型肝炎・・・・・・HBs抗原
C型肝炎・・・・・・HCV抗体、HC-RNA
などの検査があります。
B超音波検査
CCT(コンプューター断層撮影)
D肝生検
E血液中の血小板の検査
C型肝炎が進行して肝臓の状態が悪くなるにつれ、
血小板の数が減る性質のあることが確かめられています。
血液中の血小板の数
正常な方 |
20万マイクロリットル以上 |
軽度の方 |
17万マイクロリットル以上 |
中度の方 |
15万マイクロリットル以上 |
重度の方 |
13万マイクロリットル以下 |
肝臓がんになった方 |
7万マイクロリットル以下 |
この血小板の数はC型肝炎から肝臓がんに至る病状を把握する
うえでとても重要です。
| 肝硬変による症状 |
@むくみ・腹水
身体に塩分が溜まりやすくなり、塩分濃度を下げるために
体内に水分が増え、起こる。
塩分摂取を減らし、薬によって尿の量を増やし排出します。
A肝性脳症
肝臓には、タンパク質がたくさん必要ですが肝硬変では
肝臓の機能が低下し、タンパク質が十分に利用できず
タンパク質の毒素が脳にまわって起こる症状。
脳症改善法 1 タンパク質は腐敗しやすいので、乳酸菌を
使って腸内環境を良くし、善玉菌を増やし、
腸内をきれいにする。
2 特定のアミノ酸の不足が原因です。
アミノ酸製剤を投与します。
B食道静脈瘤
肝臓には腸から門脈という静脈が入っており、腸で吸収した栄養が
送られてきます。そして、血液は肝臓を通って肝静脈へと流れていきます。
ところが、肝臓が硬くなって肝臓内の血液の流れが悪くなると、門脈から静脈
へと直接つながるバイパス血管ができてしまいます。
そのため胃、食道、肛門などの静脈へ門脈から多量の血液が流れ込み、
静脈瘤ができます。
Cそれ以外の症状
・黄疸
・手のひらのまわりが赤くなる。
・手の指先が赤くなる。
・くも状血管腫。(首や胸などの上半身に現れる。)
| インターフェロン療法 |
血液中のウイルスの量が少ないほうが効果が高く、がん発生を
かなり抑えることもわかっています。すべての慢性肝炎の治療に
行われるわけではなく、治療にかかる負担も大きく、強い副作用の
出ることも多いので、注意深く経過を観察しながら、治療を行う必要が
あります。