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第11回 『思い出いろいろ』 その1 〜楽しい思い出と苦い経験〜

を離れ20年近くになりますが、キャンプやクイズバス旅行・卒業旅行と楽しい思い出ではつい昨日のことのようです。その楽しい思い出の中でも、印象強くそして今日の私に少なからずよい影響を与えていることに、キャンプの歌謡選手権があります。当時の私を振り返って非常に内向的な私が人前で何かをする、それも歌を歌うことなど想像できませんでした。ところが初めて参加したキャンプで三宅先生と同じ班となり、言われるがままに「わたしばかよね〜ェ、ワワワァ〜」と歌ううちになんと歌謡大賞を、次の年も“塾の生き字引”鈴木さんと「今日も雨だった〜 ワワワァ〜」と歌い、連続して歌謡大賞を頂いてしまったのです。もしかしたら「歌上手いのかも?」との大きな錯覚が始まったわけですが、同時に自分自身に少しだけ自信が持てるようになりました。その後はここに書くことも憚られるようないろいろなこともあり、人前で自分を表現することに抵抗がなくなっていきました。そのお陰で、大学の卒論発表、学会発表、いろいろなプレゼンテーションであがることなく、自己表現できるようになりました。今では唯の我がままおじさんと会社の周囲からは思われているようです。
 一方でとても苦い経験もいくつかありました。その中でも定期テストの試験問題を間違えてしまったことは、当時の生徒の皆さん、三宅先生を初めとするスタッフの方々にご迷惑をお掛けし、大変申し訳なく思っています。この場をお借りして、あらためてお詫びいたします。
 何をしでかしてしまったかというと、本来定期テストで使用すべき問題を次の回で使用する問題と間違えて準備し、当日テストが始まった後「先生、習っていない問題が出題されています。」と言われ始めて気づくというお粗末なものでした。当時を振り返って見ると、スタッフとして何年かたち、また定期テストの準備も何回か回を重ね、慣れてきたと同時に、これに反比例して注意力が低下していました。今考えてもまったく情けない話です。
 このミスを機に簡単で手馴れた仕事でももう一回チェックすることを心がけるようになりました。さらに新しい仕事に取り組む時にもその過程や結果を予め想定し、出てきた結果と比較チェックし大事に至る前に対処するよう気をつけています。(未だに時々油断し、痛い目にあっていますが・・・、反省が足りない)
 また、このとき酷く叱責されるよりもむしろ、次に同じことを繰り返さないためにはどうしようといった話をされ、救われた思いがしたことも印象強くのこっており。今は勤め先で複数の人間とプロジェクトを組み働く毎日ですが、誰かが問題を起こしてしまったときに、自然と「起こってしまったことは仕方がない。次に起こさないためにはどうしよう!」と後輩諸君にはっぱをかけています。
 塾では楽しい思い出、苦い経験いろいろありましたが、これらのことが今の小生の原点になっているのかと、この年になって改めて感じている今日この頃です。だいぶ年をとりました。

(定年までがんばりきれるか心配な相模原の窓際族より)

 

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