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第10回 『クイズバス旅行』 その2 〜クイズバス旅行回顧録〜

い出に入る前に、今考えると私が通っていた頃のMPSの行事は学習塾の域を越えるものばかりであったように思う。夏のキャンプ、マラソン大会(30km)、単語相撲、地域対抗ソフトボール大会・・・そして、最後に企画されたのが「クイズバス旅行」だ!敗れ去った者の中には「どこがクイズバス旅行なんだ?クイズ電車旅行じゃねーか!」と嘆く者もいただろう。また別の敗者は「おれなんかクイズのり旅行だ!」と叫んだかもしれない。しかし、翌年「湯島に行きたいか!!!」と福留さんふうに叫ばれると、「ウォー!」と叫んでしまうのであった。
 そろそろ本題の思い出に入ると、第一回クイズバス旅行にわれわれは高校受験を控えた中三での参加となった。メンバーはいつものA氏とK氏と私で、意見が合うはずもなかった。最初のチェックポイントの板橋では、何とかバスに乗車することができた。そして、バス内クイズも何とかクリアし連続乗車となった。その頃、三人の誰が言い出したかはご想像に任せるとして、ある一人が、「クイズの解答にパターンがある」あるいは「出題者の問題冊子をよく見ると解答がわかる」と言い出した。確かに、わからない問題のときはその仮説を信じて解答すると、大部分が「正解」であった。結局、この仮説通りに解答することで難問をクリアし、一度だけバスを降りただけで、湯島まで辿り着いたのであった。結果は優勝であった。
 私の中では、次に思い出されるのは、スタッフとしてクイズバス旅行を運営した時に勃発した事件であった。特に、衝撃的だったのは「国立代々木競技場集会事件」であった。この年、そこが湯島直前の最後のチェックポイントだった。普通にクイズを出題していると近くのスピーカから「競技場広場での集会はご遠慮ください」と聞こえてきた。あたりを見回しても集会らしき人達はおらず、もしかして我々か?・・・・・・その通り!
 最後に、走り回り、疲れ果てて、寝てしまいそうなバスの中から、夜景の中にライトアップされた東京タワーが今でも忘れられない。今では、酔っ払って東京タワーを見ることが多いのは、幸せなのか・・・。

(初代クイズ王 U.S. ’68生まれ)

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