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愛塾民 リレーエッセイ その弐  岡田文恵さん

宅先生、MPSOB会の皆様御無沙汰ばかりで、申し訳ありません。また、この度はMPSOB会のHPの開設おめでとうございます。
 気持ちの上では、中学とまではいかなくても、学生時代と何らかわらないつもりの私ですが、ゲームのしすぎで眼鏡をかけている息子からは、“お母さんのために家では眼鏡を外した方がいいね。”などと、軽口を言われる年齢となってしまいました。(実際、なぜか主人も息子もそうしています。)塾生だったころの三宅先生の年齢を越えてしまった今、当時先生は若かったのだなあと思います。HPを拝見して、何が彼らをあんなにかりたてたのか?キャンプの事、授業のあいだの先生の人生訓の事など懐かしく思い出しました。
 現在、中学3年と小学6年の子を持つ親となり、その立場から教育現場に身を置くようになりました。完全週休2日制や教科書の内容の三割削除、総合の時間の導入など当初、日本は一部の裕福なエリートを育成し、あとの人達は愚民化するつもりなのかしら?と憤ったりしましたが、時間が経つとなれてしまい、その気持ちを忘れてしまいました。最近の総合の時間の見直しや、公立小中学校の選択制、公立校の中高一貫校の設立、高校の学区の撤廃などをみると自分が以前感じた事は、あながちそうではなく、やはり広く、多種多様な人材を育てようとしているのかしら?と思ったりもします。
 “勉強しなさい。”と言う私に、“なぜ、勉強しなければいけないの?”と問い返され、すぐに答えが出てこない私です。皆さんなら、なんと答えますか?自分の反省もこめて、将来に確固たる希望もない彼らに、いつか自分のしたい事がみつかった時、今学んでいる事全てが必要となるのだから、その時に後悔しないように勉強しておいてほしいと伝えましたが、言いたい事がうまく伝わったかは甚だ疑問です。
 三宅先生の人生14周期説、とても興味深く拝見しました。これから41才〜55才の苦悩の時代に突入するわけですが、今がその時代だと受け止めて、楽しい余生の時代を過ごせるよう努力して生活したいと思います。
 最後になりましたが、伊豆浦俊美さんから二つ返事でリレーエッセイを引き受けたものの、生来のB型気質とエッセイって何?という素朴な疑問から原稿の締め切りを大幅に過ぎてしまい、御迷惑をかけました。本当にごめんなさい。にもかかわらず、寛大な心で待ってくださったスタッフの方に感謝します。
 次回は同級生で、現在単身赴任中の高井英行君と幸美夫人(旧姓牧野さん)を予定しています。

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