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愛塾民 リレーエッセイ その壱  伊豆浦俊美さん

 このコーナーは、卒業生の近況や思い出をリレー形式に綴ってもらう広場です。第1回目は伊豆浦(旧姓日下部)俊美さんにお願いしました。第2回目は岡田(旧姓瀬戸)文恵さんを予定しています。  

PSOB会HP開設おめでとうございます。そして、ありがとうございます。懐かしく拝見させていただいています。
 先日、三宅先生よりこの新企画の第一号に指名されてしまいました。卒業後もMPSの近くで生活していることから、白羽の矢が立ってしまったということでしょうか‥。現在二人の娘の世話に追われ、物を書くという習慣から程遠い毎日を送っていますので、稚拙な文章になってしまうでしょうが、お赦しください。
 HP上でいろいろな方の文章に触れていると、今でも三宅先生やMPS卒業生の方々は本に親しんでいるのだろうということが想像できます。でなければ、あんなに素晴らしい文章は書けません。授業中に先生から夏目漱石の作品を読み返していると聞いたり、スタッフや先輩方の読んでいる本を紹介してもらったりしたことを懐かしく思い出します。同級生の今田君の読書量の多さを知り、感心したことも覚えています。そのような環境の中で私も少しずつ本を読むようになり、その楽しさ、大切さを知ったような気がします。中・高校生時代に読書することの喜びと必要性を繰り返し説いてもらったお陰で、読書する習慣が身につき、今ではとても感謝しています。
 早いもので、長女がその頃の私の年齢になります。彼女は今風の純愛ものの本などを読んでは号泣しています。ただ、時代と環境の変化と読書経験の浅さから、語彙の少なさがそのうちに壁になりそうな気がします。(私も決して語彙が豊かなほうではないのですが、そんな私もガッカリするくらい言葉を知らないのです。)しかも放っておくと、その壁を乗り越えようとする努力をちっともしてくれません。新聞紙面にも現代の子供たちの読解力と表現力の低下の記事がよく載っています。HPで皆さんの文章を読んでいると、私自身も魅力ある文章が書けたらいいなと痛感しています。今、娘も三宅先生にお世話になっていますが、先生からよい影響を受け、言葉の持つ魅力などいろいろなことを学んでいって欲しいと思っています。
 次回は、岡田文恵さんです。私は原稿を引き受けるのにかなり駄々をこねましたが、二つ返事で気持ちよく受けてくれた文恵さん、ありがとうございます。楽しみにしています。

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