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新コーナーを増設します

年くらい前から、このHPの文章を書くのが悲しくなり始めました。億劫になったというのではなく、文章を書いている最中にふと自分が嫌になるのです。文章を書くこと自体嫌いというわけでもなく、強制されているわけでもなく、自分の頭に浮かんだことを気の向いた時間に書かせてもらっているのに、なぜか悲しくなったり、虚しくなったりするのです。書き終わった後にも、爽快感・充足感がないのです。
 なぜなのか考えました。どうも文章の題材にあるようです。政治のこと、社会のこと、人の心、未来などを題材にすると、このような話題は今の世の中ではどうしても必然的に暗くなります。その上、弱い頭で一生懸命考えます。話し言葉と違って、文字は矛盾なく論理立てて展開していかなくてはいけません。書いている最中、そのことばかり考えていると、だんだん自分の心が鬱になってしまうのかもしれません。
 これからは、あまり悲しくなる文章は控えるようにします。悲しくなるのがわかっていても、どうしても書かずにいられない題材があったら書きますが、そうなるとその種の随筆文は今までのペースより落ちると思います。了承ください。このような文章ばかり書いていると、どうも私の老後生活の理念からだんだんかけ離れてしまっているように思えるのです。
 その代わりというと語弊がありますが、新コーナーを立ち上げます。このコーナーは、60年生きてきて、若い頃思っていて今でもそう思うこと、書物の中で出合って今でも覚えていること、そしてこの歳になってわかったことなど、気の向くままに頭に浮かんだことを断想として書き綴っていきます。このHPで書いた文章の一部もあると思います。日常生活の中で自然と頭に浮かんだことをメモしておきます。深く考えると軽い脳みそがまた悲しくなりますので、あまり説明を加えません。それ故、似た経験、感性の人にしかわかってもらえないかもしれません。
 幸せな人生には人、書物、自然との出会いが必要であるとつくづく思っています。出会ったときには意識していなくても、あるいは忘れてしまっていても、人の言葉、書物の言葉は脈々と体内に流れていて、自分の人生に少なからぬ影響を与えていることがよくあります。
 断想文のようにコンパクトな文章のが、インパクトがあると言われます。四字熟語や格言、故事などがそれにあたります。1人でも多くの卒業生の心に残る言葉があれば幸せです。HP作成の技術面の責任者である鈴木正紀君と相談して、新コーナーを立ち上げたいと思っています。


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