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北海道のゴルフ場 その3

北海道、でっかいどー」というCMがあった。ほんとうに北海道は広大である。 北海道の面積は東北6県に北関東3県を加えた広さがある。40歳のころから数十回も訪道しているが、大雪山系の東側(道東)にはまだ行ったことがない。もっぱら函館、千歳空港、札幌、旭川エリア近辺のゴルフ場を徘徊している。ゴルフプレーの合間に、景勝地にも行ってみる。函館山、大沼公園、富良野、美瑛・・・等。財政再建団体の夕張市も現地視察してきた。悲しいくらいに街は沈んでいた。店はシャッターを下ろし、通りに人影はなかった。
 HP製作委員のひとりが、夏休みに家族旅行で私が徘徊するゾーン一帯の北海道に行ってきた。「どうだった?」と聞くと、「人がいたのは、札幌の街と富田ファーム、旭山動物園だけでした。」と笑った。確かに札幌の街中はローカルの人であふれているが、その他の場所は観光客がいないとひっそりしている。観光地の駐車場に停まっている車のナンバーはほとんどが「わ」で、まさに本土からの観光客が命である。
 先日、民間シンクタンクが「全国市区町村魅力度ランキング」を発表した。それによると、1位「札幌」、4位「函館」、5位「小樽」、8位「富良野」と、トップ10に北海道の自治体が4つ入っている。これには少し驚いた。観光客はその土地の一番美しい季節にしか訪れない。「住む」と「観る」とは大違い。その土地をほんとうに好きになるには、四季ごとに訪れよ、という言葉もある。
 そう言う私も−10℃、−20℃という極寒の北海道を知らない。専ら新緑と紅葉の季節に合わせてプレーしている。その合間に観光をする。その季節の北海道はとりわけ美しい。地場産業の不振や観光客の減少で、北海道には財政破綻寸前の自治体が多い。皮肉なことに人ごみの嫌いな私は、広々していて人のまばらなそんな北海道を気に入っている。ゴルフコースでもOB杭をあまり見ない。ボールを曲げても「ファ――」を言うことがない。寒暑に弱い私が北海道の地に住むことはないと思うので、せめて北海道の観光収入面でのお役に立てたらと思って道訪している。(究極の偽善?)





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