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三冠馬ディープインパクト

ましたか?ディープインパクト。無敗三冠馬誕生の瞬間を。私はほとんどの日曜日は、同じ芝でもゴルフ場の芝の上にいるのですが、さすがに23日の日曜日だけはクラブコンペを休んで、競馬ファンの一人としてTVを見ちゃいました。久々にわくわく、どきどきしました。こういう緊張感は、歳をとってもいいものです。競馬史上に残る名馬の誕生です。
 競馬を知らない人に少し説明しておきます。三冠馬とは三歳馬が皐月賞、ダービー、今回の菊花賞と距離の異なるすべてのレースに一着になることです。ディープインパクトで6頭目です。過去の三冠馬も、シンザン、シンボリルドルフ、ナリタブライアン(ナリブー)など、競馬をあまりよく知らない人でも、何度か耳にしたことのある名馬ばかりです。競走馬は年間1万頭近く生産されます。3冠馬は戦後60年では5頭目ですから、10万頭に1頭現れるかどうかです。それだけ強い馬、そして運もある馬ということです。
 近年の競馬は不景気のせいだけでなく、人気が下降気味でした。JRAや馬主の商業主義的考え方があまりにもあからさまになって、私も疑問を持っていました。億で購入した馬は、馬体にちょっとした不安材料がでてくると、すぐ引退させてしまうのです。強い馬でGTに勝つと、3歳の途中で引退ということがよくあります。これでは、これからを楽しみにしていたファンはガッカリです。ファンは馬券を通して自分のロマンを追いかけているのです。裏切られることが多くなれば、間接的に売上げにも影響は出ます。今回のディープインパクトの単勝は100円で、勝っても儲けはありません。それでも11億円の売上げでした。そして多くの人はそれを払い戻しには行かないでしょう。それがファンというものです。ディープインパクトのおかげで、全体でも前年比12%アップの257億円の馬券を売り上げました。スポーツ界だけでなく、競馬界でもニューヒーローの誕生は人気回復に大きく貢献してくれます。
 私は弱くてもハルウララが好きでした。私の人生みたいに負けの連続でしたが。チビの善戦マン(…でなくて善戦馬)のステイゴールドも大好きでした。420kgの小さな体で(競走馬の多くは470kg〜500kg)、7歳まで走って、50戦したのです。ディープインパクトも今回の菊花賞出走馬の中では一番の軽量でした。そういえば、骨折で無念の死を遂げた先行馬サイレンススズカも小さな馬でした。どうも私は元気で、頑張り屋の個性のある小さな馬が好きなようです。ディープインパクトにはこれからも、6歳、7歳まで元気に走って欲しいと願っています。武豊君とのコンビで、あの素晴らしい3コーナーからの天馬(ペガサス)のような走りを見たいです。今年はあとジャパンカップか有馬記念に出走すると思います。古馬(4歳以上の先輩達の馬)の中に入って、どこまでやってくれるでしょう。名手武君も華麗な騎乗で有名ですから、とても絵になるのです。一度見てやってください。

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