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選挙に行きましょう

月11日は衆議院の総選挙でした。投票に行きましたか。私は二十歳からこれまで、国政選挙はほとんど棄権していないと思います。それに反して自治体の選挙にはあまり行っていません。んーん、政治や宗教のことをこんなところで話題にするのは野暮ですが、何せ日本はひどい中央集権国家で、自治体は国の縮小コピーでしかないと考えてしまっているのです。地方公務員の卒業生の方々、ごめんなさい。「地方分権!地方分権!」と、言われて久しいですが、相変わらず自治体は国家の掌で踊らされているだけです。本来の主権形態は、国民→市町村→県→国と流れるべきものですが、現状は全くその逆になってしまっています。今回の自民党の公認問題もその一端です。権力志向の強い人間が政治家になることの多い国では、権力はどうしても中央に集中します。まず国を変えなければ、自治体を変えることはできないという気持ちと、どうしても地方選挙はしがらみやお付き合いの色合いが強く、時々お休みしてしまいます。それではいけないことはわかっているのですが。
 今回の投票率は67.51%。年々悪くなっていた投票率が少し上向いたことは喜ばしいことです。これからも白紙投票でも、選挙には行きましょう。確かに戦後60年の日本の政治を見てきて、永田町の体質はほとんど変わっていません。パルブ経済、年金、教育など愚策も多くありました。私自身、今の政治家に多くを期待していませんが、それでも投票には行きます。参政権は先人の血と涙で勝ち得た権利であり、その行使は私たちの義務です。国政参加への本当に細い細い一本の糸です。
 それにしても、今回の総選挙は自民党の大勝利に終わりました。『戦後第2位の圧勝』(朝日新聞)ということらしいです。まさに小泉純一郎の脚本、監督、主演の一人三役の実録『政界〜造反と刺客〜』作品の出来栄えには、世界の巨匠・北野武もビックリしているでしょう。宮里藍による女子ゴルフ界の人気回復のように、一人のヒーロー、ヒロインの出現がその業界を盛り上げてくれます。小泉さんのイデオロギーや政治手腕・手法の評価は人それぞれでしょうが、政治の世界にも彼のような話題性になる人物が多く出てきてくれれば、マスコミが取り上げ、若者が政治に関心を持ってくれるようになります。若者に明るい未来を与え、政治を身近なものにしてくれる人物が、今の日本には一番必要です。

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