日本を救え！若き公務員

､企業体質批判の矢面に立たされているのが、公企業です。本来は、政治家と公務員が日本社会を背負っていかなければいけないのですが、国民のかなりの多くが御上を嫌って、ついていこうとしません。妬みから、悪法である公務員法に守られて『公務員はいいな。』とも言います。民間人が公務員を勤まっても、親方日の丸根性を持った公務員には、政治的影響力を利用して仕事をしている会社を除いて、民間からの採用はあまりありません。だから、国や地方公共団体は天下り用の聞いたこともないようないろいろな外郭団体を作っているのだ、言われてしまうのです。現在の日本国と地方公共団体の借金は７００兆円。実はこれは大きな事件です。人災です。とんでもない額の不良債権です。それを法律､条令を改悪したら、何でもできるという安易な解決法でその場を凌ぎ､子孫にそのツケを残こしています。まさにこれも重犯罪です。２０年、いや５０年計画で､トヨタ自動車のような優良民間企業に日本の舵取りを任せたほうが、よほど日本国株式会社の未来は明るく豊かになるのではないかと､私は考えてしまいます。（誤解のないように。私は公務員の味方です。私の知る限り､ＭＰＳでは私を反面教師にして公務員になった卒業生が非常に多くいます。嬉しい限りです。）
　政治不信､公務員批判が続く限り､日本はよくなりません。まず官僚､役人が模範を示すべきです。若き公務員が立ち上がって、日本を変えて欲しいと願っています。不平不満を言わず､悪しき慣習に目をつぶっていれば､１０年後､２０年後には上司のようになれるということはわかります。体制を壊すことは勇気が要ります。それではいけません。まず何より､公務員は納税されるまでの向こう側を知ってください。バブル経済以降､民間の企業はリストラ､経費削減などの血の出るような企業努力をしています。個人も農民・自営業者から一般サラリーマンまで､身を粉にして働いています。その一部をいろいろな税の名のもと、納めているわけです。主婦だって毎日の生活費を節約しようと朝の折り込み広告を見ています。それを十分認識することが、公務員の第一歩です。
　社会保険庁､ＮＨＫ、道路公団職員などの不祥事は､全て税金という名で集めた他人の金という意識からなされたことです。自分の金なら決してそんな浪費はしません。５００億円の不動産を８億円で売却したりしません。ほとんど使用しない保養所を数１０億円で建てたりしません。民間には高い税金もかかりますから。天下りしたキャリアはハンコを押すだけで､退職後の外郭団体での２年間で億単位の給与を貰っています。旧国立大学の教授、助教授の中には､学校にも満足に行かず､研究もせずに、給料の上に年に１００万円近い研究費を貰うという､二重の詐欺のようなことをしている者もいます。道路公団の運転手は、することもなく洗車をして月に何十万円の給料を貰っています。その時､炎天下の高速道路では、命がけで下請け業者の臨時工が１日１万円で働いているのです。厚生労働省の役人の中には病院などの出先機関に出向し、何もしないで一日を寝て過ごし、月に数十万円も貰っている者がいます。その病院では、生きていくために、時給１０００円足らずで朝から晩まで働いても月に２０万円にもならない清掃婦のおばちゃんが、汗水流して３Ｋをしているのです。どこか世の中おかしくありませんか。私が耳にしたこんな不逞の輩の話しを書き綴ったら、紙面がいくらあっても足りません。勿論、こんな人物は1/10もいないでしょう。いたら困ります。いや､１匹のゴキブリを見たら､１０匹のゴギブリが家の中にいると言います。公企業はまず､このような人物や無駄使い､汚職､不祥事を限りなく０に近づける努力をして欲しいと思っています。
　全てはそこから始まります。ここまで心が腐ってしまった日本を立て直すことのできるのは､若き公務員しかいません。まず､公務員が自らの襟を正し､不要な役人、無能な役人を一掃してください。そして不祥事をなくすことです。一般市民､国民から非難されないような体質を作ることから始めるべきです。そうしたら、傲慢な議員や､エゴの強い住民に迎合したり､媚びへつらうことなく､毅然とした態度で職務に励むことができます。また、明らかに無駄と思われる住民の要求もはね返すこともできます。高圧的、偽善的態度はよくないですが､ここまでしないと､腐りきった今の日本はよくなりません。国や自治体と愚かな住民が対立したら､良心ある一般住民が自治体の味方になるようになってください。立ち上がってください。今の子供たちのために､将来生まれてくる子供たちのために。今でもひどい日本がもっとひどくなるというなら､少子化は当然です。どんな政策も無駄使いです。出生率は国民の未来の国家への期待値です。公正さと正義感を持った若き公務員、政治家！日本を救ってください。