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自然災害・人的事故・病的犯罪 その2
 〜 自然災害 〜

校の部に在籍した卒業生は覚えているでしょうか。 あの難しい『英文解釈読本』応用編を。その#149(東大入試出題)にこんな文章があります。勿論英文で書いたら嫌味になりますので、日本訳を書きます。
 「神々の人事に対する関心は非常に鋭く、概して言えば、それは慈悲的である。しかし神々は、もしなおざりにされると大いに怒り、神々を怒らせた当人よりも、むしろ最初に出くわした人間を罰する。その怒りは一度爆発すると盲目的になるが、理由なしに怒りを発することは決してない。神々は、人々が無知のためであろうと、これまでに知識をもつ機会がなく罪を犯した場合であろうと、全く同じ峻厳さもって罰する。神々は言い訳を認めない。ちょうど誰でもが知っていると決められている法律のようなものである。」
 私は自然災害を地球の怒りと考えるようにしています。こればかりは地球上に生きている限り、どうしようもありません。日本は神々の怒りによく遭う国ですが、自然の恵みにもちゃんと感謝している民族でした。地震で身内を亡くしたり、家屋が崩壊しても、あるいは農家の人々が、丹精こめて作った作物を台風で全滅されても、地球に恨み辛みを言う人はいません。あなたも私も地球生命体の一部です。ほとんどの人々はそのことを承知しています。だから、悲しくても悔しくても、一から出直そうと頑張るのです。地球にまで愚痴を言う人間は論外です。ここが人的事故との大きな違いです。昨年のスマトラ沖地震で旅行中になくなった方のような場合は、自分の行動が地球の怒りと遭遇してしまったと考えるしかありません。悲しいことですが、宿命と考えるしかないように思うのです。

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