CDのお知らせ
バッハ自ら編纂した音楽語法の辞書とも言われる曲集。J.S.バッハ『オルガン小曲集』 COO_RECORDS(株式会社マーキュリー)より発売中。
取扱い





第12回国際J.S.バッハコンクール(ライプツィヒ)

での体験談



 2000年に行われたライプツィヒの<第12回国際J.S.バッハコンクール>は、オルガン部門とチェンバロ部門の開催でした。このコンクールのオルガン部門は4年に1回開催され、オルガンのコンクールの中で最も権威のあるコンクールの一つです。音大の4年の時にオルガンを始めた私にとって年齢制限もあり、10年目にして最初で最後のバッハコンクール挑戦でした。

 バッハがオルガニストおよびカントール(音楽監督)をしていたライプツィヒの街で催されるバッハフェスティバルは、西暦2000年とバッハ没後250年が重なりすごい盛り上がり。その期間中にコンクールは開催されました。オルガン部門のエントリーは総勢52名。コンクールの出場者は主催のバッハ協会からbachのロゴ入り帽子、Tシャツそれと布製バックがもらえる。このバックを持って街をあるいていると、いたるところで、街の人々から「コンクール頑張ってねと」声をかけられました。このバックは、私のオルガンシューズ入れとして今も愛用してます。

 一次予選の会場は、ライプツィヒ近郊のレータという小さな街の教会。ここのオルガンはゴットフリート・ジルバーマンという、バッハと同時代に活躍したオルガン製作の名人が作った素晴らしい楽器。言葉では表現しがたい音色。その街にある別の小さな教会で練習の機会がありましたが、こちらもジルバーマンオルガン。こちらは、1段鍵盤の小さな楽器でしたが、見ためからは想像できないほど感動的な音をかもし出す素晴らしい楽器でした。

 選考では、セミファイナルの12名のオルガニストの中に入ることができ、自分が今までやってきた方向が間違っていないと確信。最終選考の6名には入れなかったけれど、12名の経歴をみれば納得。

 演奏の後に田舎チックな老紳士にお花をプレゼントされ喜んでいたら、さらにこの方、なにやららスケッチブックのようなものを取り出して来て、どうやら、ここに名前!と言っている様子。最終的に3位になった椎名君と、日の丸やら富士山やらふざけながらいろいろ描いていたら。なんと、その方、審査員のツェンダー氏(私の先生であるギエルミ氏の、そのまた先生)だったのよ! 気づいた時はもう遅し。びっくり珍道中。




-♪- オルガン部門 審査委員 -♪-


Ton Koopmann

オルガニスト、チェンバリスト。審査委員長。 (オランダ)

Ullrich Böhme

オルガニスト、ライプチヒの聖トーマス教会オルガニスト。 (ドイツ)

Istvan Ella

オルガニスト、イギリス、ドイツ、ポーランド、ハンガリー等で教鞭。(ハンガリー)

Arvid Gast

コンサートオルガニスト、ライプツィヒのメンデルスゾーン音楽大学で教鞭。 (ドイツ)

Bernard Lagacé

オルガニスト、バロック音楽とバッハの作品演奏のスペシャリスト (カナダ)

Krysztof Latala

オルガニスト、クラコウの音楽院で教鞭。(ポーランド)

Michael Radulescu

オルガニスト、ウィーン音学大学で教鞭。 (ルーマニア/オーストリア)

Johann Trummer

オルガニスト、各地の大学で教鞭。 (ドイツ)

Peter Williams

各地の大学で教鞭をとる、バッハ研究の第一人者。 (イギリス)

Jean-Claude Zehnder

オルガニスト、バーゼルのスコラカントルム音楽院教授 (スイス)


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-♪- セミファイナルに進んだ12名のオルガニスト -♪-

下記写真と経歴はコンクールのプログラム冊子より引用、勝手に和訳
Carle, Laurent (フランス,30才)
リール音楽学校にてJ.Boyer、A.HeurtematteとB.Legacé(プライベートレッスン)に師事。パリ音楽大学では音楽理論を、パリのソルボンヌ大学では音楽学を学んだ。現在、音楽教師として教鞭をとり、フランス、ドイツでコンサート活動を行なっている。フライベルク(ザクセン)で行われた第1回ゴットフリート・ジルバーマンコンクールファイナリスト。1996年にライプツィヒで行われた第10回J.S.バッハコンクール特別賞受賞。
Clement, Maurice (ルクセンブルク,28才)
ルクセンブルク音楽院でP.DrauthとA.Wirthに師事、ブリュッセル王立音楽院でJ.Ferrardに、リヨン国立高等音楽院でJ.Boyerに師事。現在、DiekirchとEchternachの音楽学校でオルガンの教鞭をとり、ルクセンブルクのDiekirchの教会オルガニスト、ルクセンブルク、フランス、ドイツでコンサート活動を行なっている。1997年にフライベルク(ザクセン)で行なわれた第3回ゴットフリート・ジルバーマンコンクール第2位。
Jurgensen, Maria (ドイツ,24才)
ライプツィヒのメンデルスゾーン音楽大学でオルガンをA.Gastに、合唱指導をG.Ch.Billerに、ウィーン芸術大学でG.Mayerに師事。合唱団や室内楽と共にイタリア、デンマーク、ロシア、南アフリカへの演奏旅行を行い、ドイツ国内でのコンサートの他に、ライプツィヒのHauptkirchenの定期コンサートに出演。1999年にマッジブルクで行なわれた第2回アウグスト・ゴットフリート・リッター国際オルガンコンクール第2位。
Manderscheid, Markus (ドイツ,27才)
ドイツ国立トロッシンゲン音楽大学の教会音楽コースにてオルガンをCh.Bossertに師事、同古楽研究所にて古楽とオルガンをA.MarconとL.Ghielmiに師事。また、アムステルダム音楽院にてオルガンをP.van Dijkに師事。現在教会音楽家として活動している。1995年にスロベニアのLjubljanaで行われた欧州若年オルガニストコンクール第2位。1997年にオランダのアルクマールで行われたF.C.シュニットガーオルガンコンクール第2位。
Moritake, Yasuko (日本,31才)
国立音楽大学で教育音楽を学び、オルガンを吉田実に師事、ドイツ国立トロッシンゲン音楽大学にてLorenzo Ghielmiに師事。
Neu, Martin (ドイツ,30才)
シュトゥットガルト音楽大学にて教会音楽を学ぶ。Concordia大学にてオルガンをB.Lagacéに師事、グーテンベルク大学にてオルガンをG.Gnannに師事。
Rost, Gunther (ドイツ,25才)
ヴュルツブルク音楽大学にて教会音楽を学ぶ。パリでM.C.Alainに師事。ドイツ、オーストリア、イタリア、フランス、イスラエルでコンサート活動を行なっている。国立ヴュルツブルク音楽大学とヴュルツブルクにあるHermann-Zilcher音楽院にてオルガン指導をしている。1995年にフライベルク(ザクセン)で行なわれたゴットフリート・ジルバーマンコンクール第2位。1997年にヴィスバーデンで行われたバッハ国際コンクール第1位および大衆賞。Gyoer/Ungarnの国際コンクールで第3位。1999年にエルフルトのDomberg-Prediger国際オルガンコンクール第2位。
Scott, Teilhard (イギリス,24才)
王立Holloway大学、ロンドン大学にて学ぶ。王立ロンドン音楽大学にてD.Sanger、M.Phillipsに師事。多くのインタープリテーションコースに参加。イギリスでコンサート活動を行う。1998年にオデンスで行われた国際オルガンコンクール第2位。
Shiina, Yuichiro (日本,25才)
東京芸術大学にて廣野嗣雄に師事。ウィーン音楽大学にてM.Radulescuに師事。いくつかのインタープリテーションコースに参加。現在東京にて教会オルガニストとしての活動を行なう。ダラスの国際オルガンコンクール第2位。
Strobl, Johannes (オーストリア,30才)
ザルツブルクの国立モーツアルテウム音楽大学にて教会音楽を学びオルガンをM.Metzgerに師事。バーゼルのスコラカントルムにてオルガンをJ.-C. Zehnderに師事。オルガン独奏によるコンサート活動や欧州のさまざまなアンサンブルにて通奏低音演奏を行なう。1998年にインスブルックで行われた第12回Paul-Hofhaimerオルガンコンクール第2位。
Unger, Johannes (ドイツ,24才)
ライプツィヒの国立メンデルスゾーン音楽大学にてピアノをM.TomasにオルガンをU.Böhmeに師事。コペンハーゲンの王立Daenischen音楽院にてオルガンをH.Faguisに師事。ドイツ、フランス、デンマーク、アメリカでコンサート活動を行なう。現在Thüringischen Akademischen Singkreisesのオルガニストの他、アンサンブルオルガニストを務める。オデンスで行われた国際オルガンコンクール第1位。
Zimpel, Frank (ドイツ,28才)
ライプツィヒの国立メンデルスゾーン音楽大学にて教会音楽を学び、オルガンをH.Kästner、Ch.Krummacher、A.Gastに師事。ウィーン音楽大学にてオルガンをG.Meyerに師事。現在、オルガニスト、チェンバリスト、室内楽奏者としてドイツで活動。1996年にライプツィヒで行われた第10回J.S.バッハコンクールにてラインベルガー作品の最優秀賞受賞。

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