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「おいしい」の同義語

「おいしい=甘い」

食事として食べる食べ物や、野菜や魚介類といったものについて、「おいしい」という意味で「甘い」という言葉を使うのは是非やめていただきたい。でも今、実に多いのだ。おいしいという意味で「あま〜い」と言うリポーターが・・・。こういった食材については、それぞれ味の特徴が違うわけで、何でもかんでも「甘けりゃおいしい」ではないはずだ。でも、リポーターの言葉を聞いていると、まるで「甘いことがおいしさの条件」のようだ。甘いもの以外の食材は全て、甘いことがおいしさの条件と言わんばかりに、何でもかんでもに「あま〜い」を使っている。

「おいしい=甘くない」

その一方で、ケーキなどの甘いお菓子を「おいしい」という意味で「甘くない」という言葉を使うのも、是非やめていただきたい。もう、「甘くないことがおいしさの条件」のように使われているのが許せない。

大体おっかしくない?ケーキやチョコは、甘いものなのだから「甘くてなんぼ」の世界。「甘いもの」なんだから、「甘い」ことが取り柄なのだ。甘さが売りの「甘いもの」から「甘さ」を取ったら何の取り柄もないじゃん!

・辛さが取り柄のカラシから辛み抜いて、「辛くなくておいしい」と言っていると同じだ。

・冷たさが取り柄のかき氷を温めて「このかき氷、冷たくなくておいしい」と言っているのと同じだ。

・「ラーメン」という麺が入っているから「ラーメン」であるラーメンを、「このラーメン、麺が3本しか入っていなくてサイコー!」と言っているのと同じだ。

なんで、甘いものは「甘くない」が「おいしい」という意味になって、それ以外のものは「甘い」が「おいしい」という意味になるのかな?絶対おかしい。


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