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タイトル | 監督・キャスト | あらすじと感 想 |
いつか晴れた日に | アン・リー監督 エマ・トンプソン ケイト・ウィンスレット ヒュー・グラント | タイタニックの前にこちらを見ていたので、ケイト・ウィンスレットはこちらの方が絶対良いなって思っております。(^^)彼女の奔放な生き方が印象に残っています。主役のエマ・トンプソンよりもずっと今でも印象に残っています。馬に乗ってるシーンとか本当に美しいと思うのでした。奔放故に傷つくことも多く、そんな中家族に支えられる。姉妹がとても対称的で、風景がそこに見事にはまっているのです。アン・リー監督は本当に風景と人々を見事に描くものだと思うのでした。 |
イブラヒムおじさんと コーランの花たち | フランソワ・デュベイロン監督 オマー・シャリフ ピエール・ブーランジェ ジルベール・メルキ イザベル・アジャーニ | 以前、お薦めいただいていた作品をやっと見ることができました。 オマー・シャリフ演じるイブラヒムおじさんがステキですね。 お店にやってくるモモに対しての接し方とか、ああ、こんなおじさんがいたらなぁ〜って。 それじゃあドラえもんだろう!ってなりそうですけど、ドラえもん並みにステキです(オイオイ) オープニングは、ブルー通りで暮らすモモくんの日常。 オトナになりたくて、なりきれない少年。窓から見下ろす風景は、女性達が男を待っていた。 そんな中で暮らしていれば、人一倍興味津々?? しかし、少年だと相手にされないのだ。そんな中やっとお姉さんをGET? 初体験は・・・豚の貯金箱の思い出だった(笑) いやぁ・・・あの豚の貯金箱を振るのと、ソノ後のタイミングが・・・見事です(笑) でも、お姉さんとイチャイチャするにはお金が掛かるのだっ! そこで、どうやってお金をもらうかだが・・・お父さんはドケチ虫のジェイムズ君のような人だった。(判る人だけどうぞ) しかし、本だけは山のようにあるのだ。 そのくせ、ケーキを買ってきた息子に、贅沢をするな!と言う。 そして兄ポポルと比べるのだ。(でもポポルはいない・・・) でも、ケーキはお誕生日だから買ったのだ。 そんなモモの味方はイブラヒムおじさん。アラブの店と父は言うが、黄金の三日月地帯の出身だとイブラヒムおじさんは語った。 なんともオチャメなイスラム教徒だ。お酒だって飲んじゃうんだから・・・ イブラヒムおじさんのお店で盗みをしていたモモのことはお見通し。 だから「盗みを続けるなら、うちの店でやってくれ。」と微笑んだり、 ドケチ虫の父を欺く(?)ため、ボジョレーにコレを混ぜろと安ワインを混ぜる術を教えたり、 古いパンは焼けばまだ美味しく食べれるからとフランスパンをそして、極めつけは キャットフードをパテだといえば大丈夫だからと食べさせちゃうのだ。 もちろん、モモは食べない (でも、ツナ缶と変わらないとGattaは思う・・・むしろキャットフードの方がツナ缶より高い気がしなくもない・・・(汗)) 父親が将来を悲観して自殺してしまい、一人残されてしまったモモ。 そこに別れた母がやってくるが、息子だとは判らない。 判っていても判らないフリをしているのか? このシーンは切ないです。自分の母に判って貰えないなんて・・・ でも、それ以上にイブラヒムおじさんの優しさ、暖かさに包まれます。 「笑ってごらん、幸せになれるから」と微笑むイブラヒムおじさん。 養子縁組を国籍が異なるおじさんが得るのは大変。 運転免許だって持っていないのに、笑顔とウソも方便(?)で車を手にし、教習所に通って何とかモモの力も借りて免許をGET! そして、イブラヒムおじさんの故郷、トルコへと向かうのだった。 この道中のアルバニアでの空から、ギリシャの空はステキですね。 ギリシャの遺跡でスローライフについて語るところも、そして、いよいよ、イスタンブールが見えてくる。 旅の終わり・・・・それは未来に続く。 モモもまたステキなオトナになるのだ。 心が温かくなる映画でしたね。 |
妹の恋人 | ジェレマイア・S・チェチック監督 ジョニー・デップ メアリー・スチュアート・マスターソン エイダン・クイン ジュリアン・ムーア | 自動車整備工場で働くベニーは心の病で情緒不安定な妹の世話に明け暮れる日々を過ごしていた。そんな二人だけの生活も限界が見えてきた頃、ベニーのポーカー仲間との大勝負に妹ジューンは参加、その勝負に賭けられたのは、映画狂で風変わりなサムの生活を引き受ける事だった。そして、サムはその家で暮らせる代わりに家政婦役とジューンの見張り役を引き受けることになるが... ジョニー・デップがカッコイイです。ほのぼのした感じが大好きです。ジョニー・デップの魔法に掛かってしまいました。(^^) |
インサイダー | マイケル・マン監督 アル・パチーノ ラッセル・クロウ |
実話を元にしている作品で興味深いものでした。 米国3大ネットワークのひとつ、CBSの人気報道番組“60ミニッツ”のプロデューサー、ローウェル・バーグマン(A・パチーノ)の元に匿名の書類が届けられた。タバコ・メーカーの極秘ファイル。ジェフリー・ワイガンド(R・クロウ)に行き当たり、彼と接触するバーグマン。二人とタバコ会社との闘いが始まる。巨大な会社組織の圧力VS個人。バーグマンもCBSからの圧力が掛かる。タバコ会社、テレビ局巨大な敵と闘う男達がとてもカッコイイ。ラッセル・クロウが見事な化けっぷり。グラディエーターとかカッコイイ役がはまり役に見えるが、以外にもこのダサイ(?)おじさん役が妙に合っていたと思う。そしてなにより、アル・パチーノがメチャクチャカッコイイです。シブイです。キレまくっているところも良いです。実話だけに、本当に内部告発をした人は大変だったと思います。そして、巨大な力。これに対抗するのって本当に大変ですよね。それはいつの時代もどこでも・・・。巨大な力に流されて行くことは多いですから・・・。だからこそ闘える人はスゴイと思うしカッコイイです。 |
インソムニア | クリストファー・ノーラン監督 アル・パチーノ ロビン・ウィリアムズ ヒラリー・スワンク |
ヒラリー・スワンクは「ボーイズ・ドント・クライ」のイメージが強すぎて・・・男の子だったらと思ってしまうのは・・・Gattaだけでしょうか? 不眠症?なったことあります。寝ようと思って羊さんを30000匹以上数えたことがありますが・・・頭の中が羊だらけになって・・・余計に眠れませんでした。誰が言い出したんだろう「羊を数える」なんて・・・(笑) オリジナルのノルウェーの作品を見ていないので比較はできません。 百夜といえば北欧の特権と思っていたら・・・そうでした・・・アラスカがありましたね・・・やられました(笑) アラスカは随分前に行ったことがあります。当時アンカレッジ経由でヨーロッパへ言っていました(いつの時代だ・・・) 夏のアラスカは明るいです。そりゃ時間の感覚が崩れてしまいます。(現地の人は違うのでしょうが・・・) アル・パチーノが良いです。こういう苦悩が妙に似合ってしまいます。渋いです。 この作品は賛否両論出そうな気がします。クリストファー・ノーランだからと見てしまえば・・・それまでって気もしなくも無いのですが・・・(苦笑) アル・パチーノ演じるドーマー刑事をどう見るかでもこの作品の見方180度違ってくると思います。 ドーマー刑事は「Good Bad Guy」というのがピッタリだったと思います。 証拠を捏造してしまったことで内務調査を受けているドーマー。 その証言をするという相棒のハップ。 アラスカへハップとともに少女殺人事件の調査へ。 小屋で犯人を追い詰めたが・・・霧の中逃げ惑う・・・そして警官が1人撃たれた。後を追うドーマー。そして霧の中発砲するが・・・撃たれていたのはハップだった。ハップは死ぬ間際ドーマーの腕の中で「俺を殺したかったんだ」と・・・彼は本当にハップを故意に殺したのか?偶然の事故だったのか・・・ドーマーはどうする? ドーマーはこの影の部分と戦いながら少女殺人事件の犯人とも対峙していく。 このドーマーのキャラクターは私は好きでした。まぶしいばかりのアラスカの風景と、アル・パチーノの苦悩が妙に合っていたと思ったりしました。 オヒョウのイタリア風とかケイジャン風って一体どんな料理だったのでしょう?(謎) |