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タイトル | 監督・キャスト | あらすじと感 想 |
I am Sam | ジェシー・ネルソン監督 ショーン・ペン ミシェル・ファイファー ダコタ・ファニング |
こちらも家族モノなのですが、ダコタ・ファニングちゃんがえらく立派で大人びて見えるので、「レオン」のジャン・レノ&ナタリー・ポートマン(今やアミダラ姫になってしまった)コンビのようにショーン・ペン&ダコタ・ファニングが見えてしまいました。(スミマセン) 少女によって成長していく父親。二人が暮らすことを許さない役人。 BGMのビートルズのカバー曲が素敵でした。 クレイマー・クレイマーを使う当たりは、ダスティン・ホフマンを意識させようとしているのかいないのか(謎) 食いしん坊のGattaは相変わらず、スターバックスで注文したくなったり(笑) 何よりあのパンケーキが美味しそうで(結局食べ物になっている)マクドナルドでパンケーキを頼んでしまったりしました(笑)どうも食べ物のサブリミナル効果(?)に引っかかりやすいようです(苦笑) |
アイス・ストーム | アン・リー監督 ケヴィン・クライン シガニー・ウィーバー トビー・マグアイア クリスティーナ・リッチ イライジャ・ウッド | 平凡な普通の2つの家庭。ごく普通にご近所づきあいしていたのに・・・。 クリスティーナ・リッチちゃんは、お隣の男の子達を誘惑(?) 親は・・・実はお互いに不倫中。えらく親密(?)な近所づきあいだった。あの日までは。 悲劇が襲う。子供は?どこ?・・・ 取り繕っていた表面が崩れたとき、互いの家族も崩れ始める。 吹雪の中、悲劇が襲う。 タイトルと映像が家族の心の象徴の様に揺れ動いていく。最初の青空が空虚に思えてくる。人々の思いが空虚に空回りしながら、アイス・ストームの中へとなだれ込んで行く。皆の心を確かめるかのような風景がとても印象的でした。 |
アイスリンク | ジャン=フィリップ・トゥーサン監督 トム・ノヴァンブル ミレイユ・ペリエ ドロレス・チャップリン ブルス・キャンベル マリー=フランス・ピジエ |
何でこんなところで映画の撮影をしているのやら(笑) タイトルは「ドロレス」巨大なスケートリンクが舞台。こんな滑りやすい氷上で撮影するの?照明もスタンバイ。役者さんは?ツル〜ン♪ツル〜ン♪なんて滑りやすいの〜♪(そんなの当たり前って?でもこんな状況でやるなんて思っていなかったようで・・・)スタッフは滑っても大丈夫な安全基準(?)のヘルメット装着。でも滑りやすいので動きが上手くいかない。でもプロデューサーは焚きつける!ヴェネチア映画祭の出品の〆切に合わせろ!と。監督はといえば、そんな中1人冷静。リトアニアのアイスホッケーの選手たち、ゴールキーパー役はアメリカのアクション俳優を起用。なので言葉が通じるわけが無い! コミュニケーションが成り立たない中撮影が進む。混乱が混乱を呼び・・・無事映画祭に間に合うのか?? こんなところで映画撮影やるなんて発想自体面白いです(^^) ヴェネチア映画祭自体のパロディも垣間見えたりして、シネチッタも出てくるし(^^) 監督のお話では、本当は当初典型的アメリカ人俳優役をジャン・クロード・ヴァン・ダムに依頼したそうですが、予算の都合により(ギャラが高かったので)ブルス・キャンベルになったようです。(笑) アイスリンクで転げ回る図は・・・ギャラだけじゃなく断ったかもしれませんね。(笑) チャップリンの孫娘のドロレス・チャップリンも頑張ってます(^^) 映画撮影の舞台裏、いえいえ、表かも(笑)単純に笑えるというところが面白い作品だと思います。本当にリトアニアのナショナルチームの選手を起用した所も、映画を撮る映画として、スポーツを題材に選んでいるところも面白いと思いました。トゥーサン監督の作品では、映画が先で小説が後になった作品として異色の作品ですね。 |
赤いシュート | ナンニ・モレッティ監督 シルヴィオ・オルランド マリエッラ・ヴァレンティーニ アルフォンソ・サンタガータ クラウディオ・モルガンティ |
イタリア共産党の若き指導者ミケーレ・アピチェッラは名門水球チームの選手でもある。ある夏、シチリアで開催される水球選手権に出場するため車を走らせていたが・・・途中で事故にあってしまう。 そして・・・記憶喪失に。それでも何とか試合会場まで到着。ところが・・・ 様々な人々が話しかけてくる。「君はスタープレーヤーだ!」「あなたがテレビで発表した共産党の路線変更について聞きたい」「学生運動が懐かしいな」「宗教をどう思ってるんだ?」 人々が記憶喪失の真っ白な頭に様々な色を塗ろうと攻撃にさらされるミケーレ。一体自分は何なんだ? 本当に様々なテーマを盛り込んでいて、自分を考えさせられる。本当に自分は何なんだ?って状態(笑)人々が見ている過去、現在、自分の中に隠れていた自分を見、新しい自分を見つけていく。過去も現在も何もかもを色々考えてしまうかも・・・こういう形で人間を見る作品はとても面白いと思うのでした。 |
紅いコーリャン | チャン・イーモウ監督 コン・リー チアン・ウェン トン・ルーチュン リウ・チー |
1920年、18歳の娘は親のお金欲しさのために、造り酒屋の主にしてハンセン氏病の男のもとに嫌々花嫁として嫁がされます。実家への里帰りに日、思いを寄せていた一人の男と再会し身体を預ける。家に戻ってみると、旦那となった男は死に、造り酒屋は娘と、そして雇われている男たちに残された。血のような紅のコーリャンで家を清め、男たちと娘で酒(コーリャン)を作る。そんな中日本軍がこの土地へも・・・ 紅色が見事に溶け合っています。酒の紅、頬の紅、唇の紅、血の紅、日本兵が中国人を奴隷の様に働かせ、逆らうものを吊るし上げ、皮を肉屋に剥がさせようとするが、日本兵に刃向かった肉屋は射殺される。肉屋の息子は恐怖におののき、皮を剥ぐが・・・踏みにじられたコーリャンの畑の中で狂っている・・・。 凄まじい紅い血が、酒につけられた炎が・・・紅いという色をこれだけ見せられる作品のパワーを感じました。それ以上に、日本人が本当は忘れてはいけないことがここにはあるのではないかという思いを強く抱きます。そして、コン・リーの美しさに魅せられる作品でもあったと思います。 |
アギーレ 神の怒り | ヴェルナー・ヘルツォーク監督 クラウス・キンスキー ヘレナ・ロホ デル・ネグロ ルイ・グエッラ ペーター・ベルリング セシリア・リヴェーラ |
神秘的なアンデスの山脈。人々の長蛇の列。アマゾンの奥地にある黄金郷(エルドラド)を求めて。人間のアギーレの欲望が突き進んで行く。 「神の怒り!」そう、ありとあらゆる欲望の頂点こそ、「神」であった。 この役はクラウス・キンスキーじゃなきゃ出来ないと思います。 カメラの前で、ここまでの狂気を見せれる役者さんはそうそういない・・・。 ましてや、監督はヘルツォーク。 この二人が作る撮影の雰囲気は狂気以外の何物でもないであろうから・・・。 ただただ圧倒してしまう。 ボロボロになって漂流する筏の絵は圧倒されます。 アギーレの無言の狂気が死んでいく人々の上にかぶさって行く。 無言ゆえに、迫力が一層増していたと思います。 |
アタック・ナンバーハーフ | ヨン・ユット・トンコントーン監督 サハーパープ・ウィーラカーミン エーカチャイ・ブーラナパーニット ジョージョー・マイオークチィ チャイチャーン・ニムプーンサワット ジェッダー・ポーン・ポンディー ゴッゴーン・ベンジャーティグーン |
タイの映画。オカマさんたちのバレーボール?イヤイヤとんでもない!見事なスポコンモノになっています。ジュンちゃんがカワイイです。口紅一つで強くなれる彼女(?)たちのパワーはスゴイ!です。ある意味女性よりも女性らしい彼女たち。ピアちゃんは本当に・・・女性よりもキレイ(苦笑)ジュンちゃんも普通にしててもカワイイと思ったり(^^) 何だか「アタックNo.1」とか「サインはV」だとかを思い出しながら・・・魔球は出てこなかったけれど(笑)実話が元になっているだけに、国体で活躍した彼女たち。コートの中の彼女たちの美しさは勝利によって輝いていた様に見えました。楽しんでいるから輝けるっていう感じがしました。 |
アダプテーション | スパイク・ジョーンズ監督 ニコラス・ケイジ クリス・クーパー メリル・ストリープ カーラ・シーモア ブライアン・コックス マギー・ギレンホール ジュディ・グリア ジェイ・タヴァレ カーティス・ハンソン スティーヴン・トボロウスキ |
この作品が気になっていたのはアカデミー賞の頃。 大穴の最優秀助演男優賞を当ててしまった(汗)時点で、クリス・クーパーは一体どんな演技をしていたのかと興味を持っていました。 大体・・・ゴールデン・グローブ賞にしても、他の賞にしても・・・クリス・クーパーやらメリル・ストリープの助演陣が最優秀賞を獲得しているというのに・・・主演のニコラス・ケイジには・・・最優秀はなかった・・・ 一体どんな作品なんだ?と賞レースのときに思っていました。 そして・・・一体どんな内容なんだ?と・・・蘭のコレクターの話というとても地味な題材で一体??となっておりました。が・・・・ まさかこんな展開とは・・・(汗) かなりのマゾ映画です(大きな勘違いをしていますきっと・・・(大汗)) まずは・・・「マルコヴィッチの穴」の撮影風景から・・・マルコヴィッチご本人も登場。 しかし・・・誰も地味な脚本家チャーリー・カウフマン(ニコラス・ケイジ)には気付かない。 いつもおどおどしていて・・・自分に全く自信の無い彼。 そして、次回作として・・・ベストセラーの著書の映画化のための脚本を依頼される。 その本のタイトルは「蘭に魅せられた男 驚くべき蘭コレクターの世界」というスーザン・オーリアン(メリル・ストリープ)の著書。 内容は、フロリダで蘭を不法採取し栽培したジョン・ラロッシュ(クリス・クーパー)を追いながら、蘭に魅せられるという情熱を持っている彼のように、自分もと思っている著者の姿が共感を呼んでの(?)ベストセラーとなったのか・・・しかし最後の文章は知りきれトンボで・・・何とも言いがたし(汗) だから余計に頭を悩ませるチャーリー・カウフマン。淡々と描きたいのだが・・・どうもうまく行かない。 双子のドナルド・カウフマンは同じ頃、脚本家セミナー(講演:ロバート・マッキー(ブライアン・コックス))を受講する。かなり高額のセミナーだったが、感銘を受けて順調に脚本を書いていく。 一方のチャーリーはといえば・・・ロバート・マッキーの講演など時間の無駄、というか金のムダだと思っていた。 それ故、信奉者となっているドナルドを見る目は冷ややか・・・ ところが、そのドナルドは満足いく脚本を書き上げてしまった・・・しかもかなりの評価を得ている。 チャーリーから見れば、ろくでもないとしか思えないものだが、みんなは好意的で、双子で脚本家なんてすごいじゃないかということになってくる・・・(汗) しかし、チャーリーはといえば・・・例の話がちっとも書けない・・・ 本を広げてみるものの・・・カバーに写っている著者の写真を見て妄想にふけり・・・やっちゃいます・・・自慰行為・・・ いっそのこと・・・自分を脚本に登場させてしまえ!! このあたりかなりマゾだと思ってしまいました(かなり捻じ曲がった見方かもしれません・・・) 自分のことを登場させるということは・・・いろいろ曝け出さなきゃならない・・・・そりゃかなりのマゾヒズムのような気がして・・・(というのもそれまでの彼のシーンがシーンだったから余計にそう思ってしまいました) 本当にこんなので脚本は書けるのかとこっちが心配になってしまう(って客が同情してどうすんだよ(汗)) 一方、ラロッシュとスーザンは・・・幽霊蘭を求めて沼をさまよう・・・・このときのスーザンの姿とラロッシュの姿が対称的で面白かったんですよね。それが本のラストの文章に繋がっていたのでしょうけど・・・ 本当に行き詰ったチャーリーはスーザンと話をすれば何かがつかめるかと思ってニューヨークへ出かけます。ドナルドには折角ニューヨークに行くなら、ロバート・マッキーの講演を聴けば?と言われてしまう。 そんなことはしたくないと思う自分がいるのに・・・結局スーザンとは話せず・・・更にはロバート・マッキーの講演を聴講していた。いい加減自分に愛想を尽かしたくなってしまうが・・・ それでもと思って質問したが逆にやり込められてしまう・・・段々自分が情けなくなってくる。(どこまでも自虐的雰囲気が漂う・・・(汗)) で、思い余って(?)帰り際のロバート・マッキーに声をかけ脚本について相談する。そこでヒントをもらう・・・そう大きなヒントだ。 一方のラロッシュの姿もどこか自虐的。こちらも蘭に魅せられた過去を持ちながら本当はその蘭から取れるドラッグが目的だったりして・・・でも花にも魅せられているんですよね。 そして、スーザンもまた・・・ラロッシュのアダルトサイトに自分が登場しているのを見て焦る・・・ でもラロッシュからのドラッグに浸かってしまっていたりするスーザンの姿も自虐的。 そんなスーザンと対面することになったのはチャーリーではなくドナルド。ドナルドはスーザンにきな臭いものを感じて覗きを始める(オイオイ) そして、ドナルドの勘は当たっていた・・・・ ここから脚本家の腕の見せ所といったシーンでしょうか?(ロバート・マッキーの言葉が重なってきます) 沼に逃げ込んだチャーリーとドナルドが話すシーンで、ドナルドが「愛されるよりも愛したい」というのは・・・こちらもマゾっぽい気がすると思ってしまいました(かなりひねくれています) ドナルドの言葉にハッとするチャーリー。このシーンも結構好きです。 でも最後まで見終わって一番印象に残っているのが沼で幽霊蘭を見て嬉しそうにしているラロッシュの姿なんですよね・・・やっぱり助演男優賞クリス・クーパーってところでしょうか?(謎) いや・・・脚本家って大変なんですね。っていうかどんな仕事も大変だよねと思う映画でした(そうか?(謎)) |
あの子を探して | チャン・イーモウ監督 ウェイ・ミンジ チャン・ホエクー | 少年の笑顔がとても印象的。今の日本でこんな少年見ないですよね。山奥の過疎の村。小学校を離れなければならない先生。戻ってくるまでの間の代用教員は?まさか?この少女?人手不足もここまで・・・これが過疎の実態。 でも彼女はやる気無し。お金のためには一人も止めさせてはならない!と思ったら・・・ホエクーくんがいなくなった!町へ行ってしまったのだ!。ミンジちゃんが考えたことは?彼を探して村に、学校に戻すこと!でなきゃお金がぁ〜(苦笑) ここからが見事です。ちゃんと授業になっているのです。それまでやる気無しのチョークでカキカキ状態だったのが・・・町へ行くにはお金がいるのだ!そのためには・・・お金をどうやって稼いだら良い?いくら必要?立派に算数の授業が繰り広げられるのです。実践の授業だから子供達も立派にお勉強。あのレンガをいくつ運んだらいくらになるの?まさかまともな算数の授業ができるとは・・・(こういう展開は楽しいです) 町に行ったら・・・すぐに見つかるわけも無く・・・ミンジちゃんはテレビに・・・周りの大人が作り上げる美談と元々はお金のためにやってきたミンジちゃんとのギャップ。でもいつの間にかホエクーを本当に探したいと思っているミンジちゃん。そこにいるのはお金とかじゃなく本当にホエクーを心配しているミンジちゃん。ホエクーが見つかり一緒にみんなの待つ学校へと戻る。ホエクーの笑顔は変わらない。最後のチョークで黒板に書くシーンは本当に良いシーンでした(^^) 人を教えることって人から教わることのような気がする作品でした。ミンジちゃんもホエクーやみんなから学んだこと多かったのではないかと思います。そして逆にそんなミンジちゃんからみんなも学んでいたと思います。ステキな作品でした。 |
アメリ | ジャン=ピエール・ジュネ監督 オドレイ・トトゥ マチュー・カソヴィッツ ヨランド・モロー ジャメル・ドゥブーズ イザベル・ナンティ ドミニク・ピノン | トゥトゥちゃんがカワイイです。(^^)女の子女の子した雰囲気が良いです。 空想の世界が大好き(^^) 両手の指先にラズベリーを差しこんで、はじからパクパク食べるのを見て美味しそうで是非やってみたいと思ったり(でも残念ながらフレッシュのラズベリーなんてお目に掛かれなかったりするし・・・) クレーム・ブリュレのカリカリの焼き目をスプーンで壊すのを見ただけで・・・クレーム・ブリュレを食べたくなったことは言うまでもありません。(結局食べ物) まわりの誰かを今よりちょっとだけ幸せにすることの喜びを見つけたアメリちゃん。ステキなことです。いいなぁ〜。こんなことやってみたいなぁ〜ってちょっと思ったりして(^^) 他人の幸せばかり気にしていたアメリちゃんがニノくんに恋をしたら・・・それまでの世界は?空想の世界は?ニノくんは?このアメリちゃんがニノくんに仕掛けて行くやり方が面白いです。楽しいです。チョークで矢印書きたくなったり(^^)遊び心がいっぱいで楽しかったです。 写真の謎やら思い込んでいたことが事実と違ったり、そんなちょっとしたことが面白く見える素敵な作品でした。 |
アパートメント | ヴァンサン・カッセル モニカ・ベルリッチ | 最初の宝石屋さんで指輪を選んでいるときのお店の人のセリフがまさにこの物語の全てのような気がしました。三つの指輪・・・まるで三人の女性を説明しているかのようで・・・どの指輪をカッセルくんが選ぶのか見せなかったですよね・・・(笑) シンプルで気品があって流行に左右されない・・・現在のフィアンセ。 個性的で、魅力的だけど難しい鑑賞用・・・昔別れたけれど忘れられない女性。 控えめで輝きに欠ける様に見えるけれど、光に当てると夜空の星の様に輝く・・・彼を思いつづけていた女性。 東京への出張行かなくても大丈夫なんだろうかと不思議でしたが( 笑) カッセルくんは商談中、電話をしようと思ってお店の電話ブースへ向かうと・・・使用中。でも・・・この声はどこかで聞き覚えが・・・昔別れたリザの声だ!彼女に対する思いが残っている彼は昔の回想を始めた。電話の内容は・・・付き合っていた男性が自分のために事故に見せかけて殺人を犯したのではないかと・・・ヤバそうな話だった。そして慌てて飛び出して行く。途中ウェイターにぶつかりながら・・・。カッセルくんはホテルの鍵が残されていることに気づく。東京への出張の見送りをするフィアンセ・・・だがカッセルくんは東京へはいかず・・・鍵のホテルへ・・・。そして部屋に入り込み、コンパクトを発見。眠り込んでしまうのだった。ホテルのボーイが部屋を怪しんだたため慌てて逃げ出し、友達の靴屋さんのところへ。昔の彼女を見かけたことを報告。実は彼も栗毛の女性に魅せられているという。 彼女とのきっかけが欲しくて再び店へ。店員に彼女のコンパクトを預かっているのでもし彼女が来たらメモを渡して欲しいと。 何かきっかけを・・・そういえばもめていた・・・葬式に行けば何か判るかも・・・ そして・・・男の後を突き止め・・・リザのアパートを発見。 メモを残し、鍵も手に入れた。部屋に忍び込む。彼女が戻ってきた!え?彼女?リザ?イヤ・・・別人だ。リザだと名乗る別人。彼女は誘惑するが、彼は離れたところで眠った。が・・・リザの誘惑にベッドイン。 ところが・・・リザと名乗る彼女は・・・アリスという別人。靴屋の彼の彼女だった。そして・・・アリスはリザを知っていた。昔二人が別れたのは・・・アリスが手紙を渡さなかったから。アリスはずっとカッセルくんが好きだったのだ・・・。 ところがカッセルくんはアリスの罠にかかり、アリスが忘れられなくなってしまう。あのリザへの思いはどこに行ったというのか? ホンモノのリザはお店の店員からメッセージを受け取り、リザも彼のことを忘れていなかった。そんな思いを聞かされるアリスはいたたまれない。 そしてアリスは遂にアリスとしてカッセルくんと出会います。カッセルくんはショック!!アリスは今まで綴っていた日記を渡して別れます。リザからもらったローマ行きのチケットを手に空港へ。アリスのカバンの中からコンパクトを見つけた靴屋の友達はアリスがリザの偽者だと気付き、彼女を探します。そしてアパートへ。アパートではホンモノののリザが事故と見せかけて殺人をしたのではないかと疑った彼と対面している。そして彼は火を付けた。アパートが爆発! 空港では?カッセルくんが後を追った。そして抱き合う二人。ハッピーエンド?って思ったら・・・婚約者が東京から戻ってくるはずのカッセルくんを待っている。そう・・・婚約者と抱き合うのだった。 このシーン結構ズ〜ンって感じでした。アリスちゃん側に立って見ていたような気がしますから(苦笑) でも彼女のような策略はできないんですよね(苦笑)何もかも判っていても、できなかったりする。(苦笑)男性の皆様はカッセルくんの気持ちがよく判るのでしょうか?(謎)どちらかというと、靴屋の彼のほうが共感持てたりして・・・と思ったりも(謎) ホテルでの流れとお店での流れがとても面白い作品でした(^^) |
アリ | マイケル・マン監督 ウィル・スミス ジェイミー・フォックス ジョン・ボイド ジェイダ・ピンケット・スミス マリオ・ヴァン・ピーブルス | 実話を演じるのは大変です。偉大な人物であればあるほど・・・。アトランタオリンピックの聖火ランナーの姿も印象に残っている。そして、この作品を見て猪木さんってスゴイ人だったのだとアリを通して思ったりしました。圧巻は後半のメインイベント、キンシャサのシーン。キンシャサの風景が、壁が、土が、空が、全てがアリを歓迎しているかのように見えました。英語の授業で習った比喩表現、Float like a butterfly, Sting like a bee!でも正直に言うと・・・Gattaはこのセリフをアリではなくマンガの「エースをねらえ」のお蝶夫人のプレイで覚えていたのです。(アホアホぶりを発揮?(笑))リング上のウィル・スミスはウィル・スミスには全く見えなかったのもとても面白いと思うのでした。実在の人物を演じることって本当にとてつもなく大変なことなのに、そういう意味でウィル・スミスのスゴサを感じる作品でもあったと思います。 |