作 品 名 | 監 督・キャスト | 感 想 |
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メルシィ!人生 | フランシス・ヴェベール監督 ダニエル・オートゥイユ ジェラール・ドパルデユー ティエリー・レルミット ミシェール・ラロック ジャン・ロシュフォール スタニスラス・クルヴィレン |
子猫さんがかわいいです。ミャ〜♪です(^^)ネコ好きの皆様は是非ともご覧頂きたい作品です。ネコさんのおかげで幸せになれるお話です。(間違ってるかもしれませんが・・・) そして、こちらにも登場する主役のピニョンさん。ピニョンさんという名前だけで絶対に楽しいお話に違いないと思っていました。予想通り楽しいピニョンさん。加えてカワイイネコさんが登場と個人的に楽しめる作品でした。愛すべきピニョンさん、今回はダニエル・オートゥイユが演じておりますが・・・「奇人たちの晩餐会」のピニョンさんと同じく一生懸命で真面目な人なのですが、「奇人たちの晩餐会」のピニョンさんは存在自体が面白かったのですが、今回のピニョンさんは・・・面白味に欠ける真面目一直線の男性が・・・リストラの危機に・・・自殺しようとまで思いつめたところに・・・ネコさん登場!命の恩人(恩ネコ?)だわ・・・そのネコさんの飼い主はお隣に住む引っ越してきたばかりのベロンさん。ベロンさんの策略により合成写真が出来あがる。ピニョンさんはゲイ?!本当は違うのですが・・・別れた妻も居れば、息子だっているのですから・・・。ところが写真が会社に届き・・・会社はピニョンさんがゲイだとウワサが流れ、社長は会議で重役たちとピニョンさんについて話す。ピニョンさんが勤める会社は・・・なんとゴム工場。しかも日本の相模ゴムさんのパリ工場が撮影場所(^^)これ、イイ宣伝になってるんじゃないかしら?相模ゴムさん・・・(笑) ゴムの主要製品と言えば・・・コンドームってことで・・・顧客は?ゲイを差別なんて出来ない!ってことでピニョンさんはクビにならなかった。その会議の席にいたのは?ジェラール・ドパルデユー演じる差別主義者(ゲイに対してもそうですが、黒人に対しても・・・でも悪気があるようには見えないのですけれど・・・それが全編通じて悪意に思えない部分で見ていてイヤな気分にならなかったのだと思います。)その発言の過激さに同僚は彼に御仕置きが必要だと考え、悪巧みをするのでした。この同僚が・・・「奇人たちの晩餐会」では見事ピニョンさんに振り回されていたティエリー・レルミットが演じています。今回は振り回す方だから楽しかったのでは?(笑) ジェラール・ドパルデュー演じるサンティニはラグビーが大好きなマッチョな男。初めはイヤイヤながらピニョンさんに声をかける・・・社員食堂で・・・「それは赤蕪だよね。赤蕪は身体にいいんだよ。」「ニンジンも身体に良いんだ」ぎこちない会話。(あの赤蕪料理は美味しいのだろうか?(謎)) その後、二人はデートするのだが・・・地元料理で有名なレストランへ・・・でも食事は映らないの。よ〜く思い出してみると、食事のシーンで出てくるのって日本人が思い浮かべる豪華なフランス料理じゃないんですよね。 やっぱり食べ物の話になってる・・・(苦笑) 部長さんとピニョンさんがお食事するのは中華のデリバリだし・・・ 息子フランクくんにピニョンさんが作ってあげるのはバジリコ少な目のトマトとバジリコのスパゲッティだし・・・。あれはあれで美味しそうだったのですが・・・(笑) 飲み物はシャンパンだったりするのに・・・お食事はフランスしていないのが面白いと思いました。(^^) ピニョンさんは普通にしてるのに周りが変わっていくことによって、ピニョンさん自身も変化していくのです。それは変わっていくと言うよりも自分に気付いていくという感じでしょうか? そして、個人的にはジェラール・ドパルデューのサンティニさんがお気に入りだったりします。(^^)ピンクのカシミアやぎさんのセーターをあげたりするシーンも好きですが、病院でのシーンとか、病院から退院して会社での復帰パーティーへ行くときサンティニの手を引っ張るピニョンさんの図も好きです。サンティニさんもピニョンさんによって自分に気付いていったのではないかと思います。相変わらずのレルミットくんもいますが・・・(笑) リストラっていってたのに・・・気付けばみんないるじゃない?ステキなハッピーエンドでした。 日本企業の工場見学も増えたしね(笑)あの日本人たちのマヌケ顔がまた面白かったです。 ミシェール・ラロックに口説かれるって男性にとってはうらやましい図なんじゃないでしょうか? 個人的にはフランクくんは・・・ハンサムさんだと思いました(^^)そして、ネコさんもGoodです♪ なにはともあれ、ハッピーな気分になるステキな作品だったと思います。そしてまたピニョンさんに会いたくなりました(^^) |
ハリー・ポッターと秘密の部屋 | クリス・コロンバス監督 ダニエル・ラドクリフ ルパート・グリント エマ・ワトソン ロビー・コルトレーン リチャード・ハリス アラン・リックマン マギー・スミス ケネス・ブラナー クリスチャン・コールソン トム・フェルトン ジェイソン・アイザックス |
そろそろ声変わりも始まってきたダニエルくんたち・・・ということでこのメンバーでは最後になるのかな?校長先生も・・・・ご冥福をお祈りいたします。 今回は、お笑いキャラ(?)としてケネス・ブラナー氏が登場いたしますが・・・女生徒に大人気というモテモテキャラとしては・・・かなりムリが見られたように思ったのはGattaだけでしょうか? アラン・リックマンと並ぶと・・・当然アラン・リックマンの勝ちだと単純に思ってしまいます(笑) お笑いとして見れば・・・ピエロの役だとすれば嵌っていたかもしれません。 妖精のイメージは羽が生えててキレイなお姉ちゃんを想像するものですが・・・・ドビーくんはどう見てもそうではありません。虐げられているイメージですね。魔法使いを恐れている・・・。 元々虐待されていたのですから・・・主はジェイソン・アイザックス。 彼は今後楽しみなキャラクターだと思わせてくれました。アラン・リックマンと対決して欲しいと少し思ったりしますが(笑) 前作同様、ロビー・コルトレーン演じるハグリッドはハリーたちの味方ですし、本当にクマさんみたいで、子供達の人気者なのではないかと思ったりもします。 個人的にはアラン・リックマン同様デイビッド・ブラッドリー演じるアーガス・フィルチとお友達のネコさんが好きなのですが、ネコさん最初に悲惨な目にあってしまいます。 ネコさんを大事にしているブラッドリー氏にとても親しみが沸いてしまいました(^^) 次もフクロウさん同様ネコさんも楽しみです。 ヘビさんはもっとヘビさんしているのかと思ったら、以外にもヘビというよりは別な生き物のように思えました。海堂くんの方が(マンガ「テニスの王子様」)ヘビとしてはふさわしいと思います。(結構お気に入りキャラです(笑)) 次作はどんな役者さんがキャスティングされるのか・・・英国の役者さんたちが楽しみな作品です。 |
マイノリティ・リポート | スティーブン・スピルバーグ監督 トム・クルーズ コリン・ファレル サマンサ・モートン マックス・フォン・シドー |
お正月映画の目玉作品の一つ。 トヨタ車、イイ宣伝になっていたりして・・・(笑) トムさんあの車貰ったのかな?とか思ったりして(笑) トムさんよりもコリンくんの方がイイなと思っておりました。 もっとコリンくんを見たかったというのが本音です。 自分がもし未来の犯罪の犯罪者として逮捕されるとしたら? 予告編では「誰でも逃げる!」でしたが・・・果たして?逃げ切れる? Gattaは逃げ足が遅いので・・・例え逃げたとしてもすぐに捕まってしまうことでしょう・・・ お話の内容は予想通りでした。 ある意味コリンくん中心で見た物語の方が面白いのではないかと思ったりも・・・ 工場のシーン、あれはトヨタさんイイCMになったのではないかと・・・(笑) 逮捕された後の刑務所は、まるでマトリックスの工場のようにも思えましたが・・・ 看守さんは楽しそうでしたねぇ〜。好きな音楽流せて・・・あの看守さんは[es]の看守さんよりも楽しそうに見えました。というか・・・囚人さんにはなりたくないですね・・・。 未来の犯罪、瞬間的に、感情的になることが即犯罪を犯すことにはならないと思うから、そして思いとどまることもあるだろうし、犯すとは限らない犯罪で捕まったとしたら・・・それはとてつもない恐ろしい世界だと思えたりしました。 しかも予知するのは3人の多数決(?)外された予知はマイノリティー・リポートとして葬られる。 予告の段階から、こんな小人数で大丈夫なんだろうかと思っていました。 誰もその予知が正しいか間違っているかを判断できないわけですし・・・ 犯罪を予防するためには・・・もっと別の方法があるような気がします。 周りの状況の中でヘンだと気付く感覚を持っていたコリンくんは魅力あるキャラクターだと思いました。 |
チョコレート | マーク・フォスター監督 ハル・ベリー ビリー・ボブ・ソーントン ヒース・レジャー ピーター・ボイル ショーン・コムズ モス・デフ |
とても若いマーク・フォスター監督の作品。 「チョコレートアイスクリームとブラックコーヒー。プラスチックのスプーン付きで」ビリー演じるハンクがダイナーで頼むいつものメニュー。アイスクリーム美味しそうです。最後のシーンで食べてるあのブルバニー印のアイスクリーム・・・近所では売ってないんですよね・・・(グッスン) やはり食べ物に夢中になってしまうのです・・・。早速チョコレートアイスクリームが食べたくなったことはいうまでもありません。宣伝効果にのりやすいGatta。 ハル・ベリー演じるレティシアの息子が食べているチョコバーも気になります。(笑) チョコレートという邦題は面白いと思います。 原題は「モンスターズ・ボール」処刑前夜に死刑囚が平穏に過ごせる様にパーティーを開く、そのパーティーのことだそうです。 モンスターズ・・・死刑囚たちのことなのでしょうが・・・何だかハンクとレティシアが抱え込んでいる痛みや悲しみのことのように思えました。 個人的には「ロック・ユー」も好きだったのでヒース・レジャーくんをもっと見たかったです。 ヒース・レジャーくんの看守とショーン・コムズの囚人、最後の食事の前のシーン、絵を見せ"Thank You!" "You're welcome!"のやりとりが、とても印象に残っていたりします。 最後の食事・・・フライドチキンにバニラアイスクリームのチョコレートソースかけチェリーのせ。 ショーン演じるローレンスくんは食事に手も付けない。絵を描いている間、アイスクリームは溶けてしまう。(もったいない・・・(苦笑)) 溶けてバニラの白がチョコレートと混じって行くのが、ある意味象徴的にも思えたりして。ローレンスはこれに手をつけないんですよね・・・全く・・・。 ローレンスが似顔絵を描いているとき、「人間が人間を描くとき本当の人物が見えてくる」と語る。 彼の目を通して描かれたソニーとハンクの絵。 レティシアの息子タイレルも絵の才能を受け継いでいた。 レティシアとハンクを結びつけたのは息子達だった。レティシアは息子をひき逃げされ、助けを求めた。一方ハンクは息子ソニーの自殺から、息子に対しての思いを引きずっていた。だからこそ、レティシアとタイレルを救いたかった。自らのソニーへの償いであるかのように・・・ とても静かな作品だった。テーマを考えるともっと複雑な思いが出てきそうだけど、ビリーのハンクとハル・ベリーのレティシアを中心に静かに流れる大人のドラマだと思いました。 最後のシーン、ハンクがブルバニー印のチョコレートアイスクリーム(これはGattaにとってはポイント、おいしそうだから・・・(笑))を買いに出かけた後、残されたレティシアが見たもの・・・。それはソニーとハンクの似顔絵。ローレンスが最後に描いた二人・・・死刑執行人の二人の似顔絵。 さっきまで幸福の絶頂にいたはずなのに・・・どうして・・・どうして・・・ 一方のハンクは自分の店の名前「レティシア」の看板を車から見ながら、レティシアのことを思う。幸福に包まれながら、大好きなブルーバニー印のチョコレートアイスクリームもあるし・・・(くどいって?(笑)) 戻ってくるハンク。レティシアはどうする?スリリングな展開だけれど・・・ 外で食べないか?・・・玄関に座ってアイスクリームを食べる。外の階段に座ったとき・・・ 目にしたのは3つのお墓・・・。不安、困惑、混乱、そしてあの似顔絵の顔。 そしてハンクのことば「ぼくたちはきっとうまくいくよ」 お墓だけじゃなくあの似顔絵の彼の顔はレティシアにとって大事だったと思います。 これらの深い悲しみと苦しみを二人で乗り越えて行けるのかと・・・ ひょっとしたら・・・ローレンスくんの処刑前夜よりも、あのラストシーンこそ「モンスターズ・ボール」だったのかもしれませんね。 二人が幸福の絶頂にあった、あのシーン。 その後、レティシアは似顔絵を見つけてしまう・・・。そしてハンクは戻ってくる。 まさに、処刑に近い状況ではないかと思ってしまいました・・・。 ハンクのことばとレティシアの表情。人によって捉え方は違うと思うけれど・・・・ 二人の行き先は決して平坦な道のりではないと思います。人種差別主義者の父親(施設に入れたとはいえ、父親だし・・・)もいるし・・・ それでも二人でいて欲しいなと思いました。そしてあの似顔絵のハンクが苦しみに溢れている様に見えたのは私だけでしょうか?死を目の前にしていたローレンスよりもずっと、あの似顔絵のハンクの方が悲しげで苦しそうに思えました。 レティシアはあの似顔絵をどう思ったのでしょうか・・・。お墓の映像も印象的でした。 そして、やっぱり、ブラックコーヒーとチョコレートアイスクリームが食べたくなりました。チョコバー付きで(笑)(なんて太る映画なんだろう・・・って違う?(笑)) |