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補　　足　上半身と下半身
　　　　　－バラバラそれとも一緒？－
　
　バドミントンを続けていくとある時期に、ふとうまくなる時があり
ます。これは大きな勘違いで、今まで、やっていなかったことに目と
体が慣れただけなのです。人よりも少し飲み込みが早かっだけです。
しかして、技術的なことは全く得られていないのです。この勘違いの
まま、どこかの大会に出て、初心者、初級者の３部部門で優勝、準優
勝でもしたらもう大変、自分の実力だと勘違いしている人が多く見ら
れます。そしてさほど練習もせず、同じように勝てると思い、別の大
会に出たらあっという間に負けてしまい、敗戦の弁は相手が強かった
などと、自分の下手さはどこへやらといった強がりが出てきます。そ
して上の部では勝てないので、下の部ばかりエントリーして、でもも
う２度と優勝、準優勝はできない、そうなってしまいます。そうです。
この勘違いから生じる「おごり」は、バドミントンを続けていく上で
の大きな障害となります。そして、そのレベルから、上のレベルへ抜
け出すことはとうていできません。つまるところ、相手が自分よりも
レベルが低かった。そう感じる謙虚な気持ちが必要なのです。
　ここで言いたいことは、練習は、基礎打ち（上半身のみの運動）の
みならず、足を使ったフットワークもやりましょうということです。
つまり、へそを中心として、身体を上下に分けて練習するのではなく、
動くことを前提に、基礎打ちを取り入れるということです。そうすれ
ば、おのずと体力・気力・知力・忍耐力がつきます。この一つでも欠
けるとよい結果は得られません。
　もう一つ大事なのは、一番大事なことですが、謙虚さ、これです。
日本人に欠けてきたもの。これを持ちましょう。これが一番必要なも
のなのです。
　あなたは、今のままで良いですか？ずっと３部で、満足ですか？３
部にいて次の世代に追いこされても、平気ですか？
　
私は「嫌」でした。